和歌山ロケの長編映画『見栄を張る』大阪アジアン映画祭で上映

3月12日(土)、大阪・十三第七藝術劇場で

受賞結果は13日(日)のセレモニーで

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海南市や紀美野町、有田市、有田川町などで撮影された長編映画『見栄を張る』が、日本未公開のアジア映画を紹介する「第11回大阪アジアン映画祭」に出品され、3月12日(土)午後5時から大阪・十三の「第七藝術劇場」(大阪市淀川区)で上映されます。

同作品は、若手の映画監督、役者の発掘と育成を目的に大阪市が立ち上げた「シネアスト・オーガニゼーション大阪」の助成を受けて制作されました。メガホンを取ったのは本編が長編デビュー作となる藤村明世さん。

昨年3月、「島ぜんぶでおーきな祭(第7回沖縄国際映画祭)」に出品された海南市黒江が舞台の短編映画『ISHICHI』で、「海南映画制作実行委員会(カイエイ)」を立ち上げ、撮影に全面協力したことなど受け入れ体制が評価され、本作品のロケ地にも選ばれました。

3月5日のアジアン映画祭初日舞台あいさつ

3月5日のアジアン映画祭初日舞台あいさつ


東京でアルバイトをしながら女優を目指す主人公が、葬儀で参列者の涙を誘う〝泣き屋〞を仕事としていた姉の死を機に、地元・和歌山へと戻り、姉の息子を引き取ってさまざまな〝見栄〞と葛藤しながら、〝泣き屋〞で生計を立てていくというストーリー。主演は女優の久保陽香、海南市在住の小杉利美さんが主人公の友人役を務めた他、葬儀のシーンでは、地元の人たちがエキストラとして出演しています。

「カイエイ」のメンバーで、同作品応援隊の志場泰造さんは、「映画の成長を見届けてください。受賞を信じています」とエールを送ります。カイエイのホームページ(http://wakamon.com/)ではメーキング映像も公開。受賞結果は13日(日)の大阪アジアン映画祭クロージングセレモニーで発表されます。

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