ワークショップで市民の声を集め 伏虎中学校跡地の利用を考える

まちのエンジンにするために! まとめて市長に提案報告


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和歌山市立伏虎中学校の跡地について考えようと立ち上がった市民グループ「みんなで伏虎中跡地を提案する市民の会」(代表=橋本雅史)が、10月24日・25日とワークショップを実施。両日併せて39人が参加し、跡地の活用について考えました。

ワークショップには高校生から70歳代まで、幅広い住民が集いました。まず現状を把握しようと、和歌山市の人口の動きや、伏虎中周辺には駐車場や遊休地がどれほどあるかを探り、今後、この場所にどのような機能が必要かをグループに分かれて話し合いました。

〝和歌山城や堀、市堀川などの周辺環境を生かした施設で日常的に人々が集える〞〝生活に必要なわかやま独自の食材を通して、まちなかに人を呼び込める〞場所に―との意見がまとまり、「人の駅」というコンセプトが提案されました。これを受け、「学校帰りや仕事帰りの人などが集える」「和歌山の食文化の発信拠点」、また、すでに計画案として挙がる「市民会館と薬学部をつくる」の3つの視点でプランを作成。

「生涯学習機能(図書館、自習室)を備え、カフェやマルシェを併設した施設のプラン」、また「地産マルシェを核にまちなか居住や外国人交流機能を持ち合わせた複合施設のプラン」がまとまり、どちらも既存の建物を活用できると提案。「市民会館と薬学部」について考えたグループも、〝人が集まる〞機能を備えつつ、堀や市堀川からの流れをくむ水辺を生かす案を挙げました。

「限られた敷地を有効に活用し、まちに愛される施設をつくるには、市民の参画が必要。ぜひともみんなの意見を市長に届けたい」と橋本代表。市民の会としてワークショップの成果をまとめ、尾花正啓・和歌山市長に提案する予定。

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