和歌山の県立中高一貫校 県立 桐蔭中学校

桐蔭中高6年で系統的・継続的に展開する
個々の能力を高める密度の濃い教育

「自ら人生を切り拓(ひら)く人を育てます」をポリシーに掲げる、和歌山県立桐蔭中学校・高等学校。前身の旧制和歌山中学校の創設から140余年、桐蔭中学校開設から14年を迎え、改革への情熱と伝統を重んじる心を大切に、リーダー的資質を持つ人材を育てます。

知的好奇心を多方面から育む
「桐蔭キュリオ」「キャリア桐の葉」

 特色ある学びで得た専門的な知識・技能や興味、関心を大きく成長させる仕組みが特徴。知識・技能の基礎・基本を確実に習得し、深化・発展させるとともに、主体的な学びを通して論理的思考力や表現力、コミュニケーション能力を育み、探究心や創造力を伸ばします。

和歌山の自然をプレゼンするポスターセッション(1年生)

卒業後は全員が高校普通科に進み、1年次は数理科目を基本としながら、文系の難関大学進学希望者が深く学べるような科目の選択が可能。2年次以降は進路の希望に応じた学習集団の下、大学進学につなげていきます。教科学習では、実習や実験、グループワーク、発表など、生徒が互いに学び合える活動を組み入れた授業を展開。また、学習習慣が身に付くように、一人一人の発達段階や習熟度に合わせた課題を設定して、家庭学習と日々の授業との連携を充実させています。

学校周辺にある戦争遺産などを巡る校外学習(全学年)

 また、独自の教育活動「桐蔭キュリオ」「キャリア桐の葉」により、総合的な人間力を備えた人材を育成。「桐蔭キュリオ」では、教科の枠を超え、生活に結び付けて深く学び、新たな発想や視点を持つ力を養うことを目的に、「科学」「国際」「表現」の3領域を設定しています。キャリア教育の中核を成す「キャリア桐の葉」では、和歌山県の自然や文化、歴史、科学技術などを学び、幅広い視野で自らを取り巻く対象を捉え、教科などで学習したことを活用しながら、問題解決の筋道を探求。さらに、 働くことや学ぶことをテーマにした探究的学習を通し、社会人・職業人として自立するために必要な能力や態度を築くなど、“生きた教育”に取り組んでいます。

生徒たちに聞くSchool Life

主体性を持って活動や勉強に取り組む3人
自らの人生を切り拓く力を日々チャージ

福井有香さん(中学3年生)

「自ら人生を切り拓く人」を目指すために、日ごろから主体性を持つことを求められている桐蔭生。勉強はもちろん、部活動や生徒会、また得意分野において、個性や才能を伸ばす意欲にあふれる3人の生徒に、学校生活について尋ねました。
 福井有香さんは陸上競技部に所属しています。昨年の夏に行われた「第46回全日本中学校陸上競技選手権大会」に、唯一の2年生メンバーとして出場し、「4×100mリレー」の女子の部において、中学新記録で優勝を成し遂げました。大会が近づくと、週末も練習があるので、勉強する時間を確保するのが大変だと言いながらも、「通学中や大会の遠征中などの隙間時間を見つけて勉強するようにしています。学校に朝早く行き、先生に質問をすることもありますよ」と、文武両道に励んでいます。

松野有汰くん(中学3年生)

松野有汰(ゆうた)くんは、校風を反映させた、臨機応変に活動を行っている生徒会に憧れて生徒会長に立候補。見事、当選を果たしました。「今年度は、新型コロナウイルスの影響が大きくて、残念ながら集会を思い通りに開けませんでした。その代わりに、『いかにして全校生徒に学校生活を楽しんでもらえるか』をテーマに、さまざまな取り組みを提案しました」と話します。例えば、掲示板に生徒の誰もが自由に意見を書き込めるスペースを用意したり、「あいさつ運動」をクラブごとで参加するようにしたりと、積極的にアイデアを出して実行。教師からも、「熱意とガッツは、歴代生徒会の中でも指折り」との評価もあったそうです。

下枝ゆりさん(中学3年生)

下枝ゆりさんは、同校ならではの特色あふれる教育活動により、勉強することの目的を明確に知ることができた、と話します。「学校の独自の教科に、『桐蔭キュリオ』と『キャリア桐の葉』があります。『何のために勉強するのか』『学ぶことって何だろう』など、考えを深めるきっかけが持てる内容で、勉強のモチベーションが上がります」。こうした“桐蔭イズム”が身に付いたからこそ、コロナ禍での休校中にも、メールで配信された課題をこなしたり、自分自身で決めた課題に取り組んだりして、過ごすことができたのだと振り返ります。「授業の動画配信も、何回も繰り返し見て、復習しました」とも。

 「“桐蔭=(イコール)勉強一筋”のようなイメージがあるみたいだけど、部活動など、自分の好きなことにも全力で挑戦できる学校です。先生も応援してくれますし」と福井さんが話すと、「私も桐蔭に入るきっかけは、書道部のパフォーマンスに感銘したから。今、他の部との兼部も考えています」と下枝さんも賛同。松野くんは、「生徒がいろいろな市町から来ているから、視野が広がって面白いですよ。学校が図書館や博物館などが点在する文教地区にあるので、校外にも勉強しやすい環境が整っているのもおすすめです」と。

 将来の夢について尋ねると、「アスリートを経て教師」(福井さん)、「地元の町長」(松野くん)、「人の役に立つ仕事に就きたい」(下枝さん)と語る3人。自らの人生を切り拓く力を養うために、日々成長し続けています。

県立 桐蔭 中学校

名称
県立 桐蔭 中学校
住所 〒640-8137 和歌山市吹上5-6-18
電話番号 073(436)7755
HP http://www.toin-h.wakayama- c.ed.jp/toinjhs/
備考 ※ホームページで「校長あいさつ」「学校説明」の動画を配信中(11月30日まで)

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ちゃぁるず

子育てママ応援スペシャルちゃあるず2019年3月16日号

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