資金計画を始めよう 月々の収支に加え先々の出費も

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住まいのお金の基本②

資金計画を始めよう 月々の収支に加え先々の出費も

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家賃・共益費・駐車場代より
〝マイナス1万円〞が心の余裕に

堅実な資金計画を立て、お金の知識を身に付けて夢のマイホームを。

シリーズで紹介している「住まいのお金の基本」の2回目のテーマは、「資金計画を始めよう」。今回も、独立系ファイナンシャル・プランニング会社「アドバンス・コミュニケーションズ」(和歌山市十二番丁)のファイナンシャルプランナー(FP)荒井千珠代さんに解説してもらいました。

「私もそうでしたが、子どもの小学校入学を機に、家づくりを考える人が多いのでは? 小学校低学年のころは、それほどお金がかかりませんが、中学校、高校、大学と確実に子どもにかかる費用はかさんでいきます。また、和歌山は車社会。車検もありますし、車の買い替えも避けては通れません。資金計画を立てるには、月々の収支に加え、先々の万単位の出費を把握しておく必要があります」と荒井さん。

住宅ローンの返済額は、今住んでいる家の家賃、共益費、駐車場代を合わせた金額より1万円くらい低く設定するのが妥当。「持ち家には、固定資産税がかかります。また、火災保険、地震保険も更新しないといけません。それに、賃貸マンションから一軒家に引っ越すと光熱費が意外とかかるんですよ。〝マイナス1万円〞が心の余裕に」と。

さらに荒井さんは、「退職金をローン返済のあてにはしないで」と強調します。30年後、40年後も、勤めている会社が変わらず存続している保障はない上、退職金は老後の生活資金です。今の収入、貯蓄でわが家はどれくらいの家が購入できるのか、一度検討してみて。漠然とした計画がより現実的になってきます。

「無理をしないで身の丈に合った予算内で確実な計画を立てれば、大きな負担にならずに、住宅を取得することができます!」
※次回は7月4日号掲載

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