ブックタイトルリビング和歌山2015年2月21日号

概要

リビング和歌山2015年2月21日号

2015年2月21日　（6）　和歌山市と紀の川市に３店舗のスーパーを構える「食品館・サンキョー」が、移動スーパー「とくし丸」のサービスを開始しました。　徳島市で移動スーパーを運営する「とくし丸」とタッグを組み、２月19日、和歌山市北部のエリアからスタート。高齢者をはじめとした、自由に買い物に出かけられない人や、重い荷物を持つことを苦痛に感じている人にも、“見て、触って、感じて、選んで”直接買い物を楽しんでもらいたいという思いで始められました。商品を積んだ軽トラックが、週に２回、３日おきのペースで自宅前まで訪問。トラックには冷蔵庫を搭載し、生鮮食品や惣菜、パンやお菓子、日用品など３ ００ 品目以上が積まれます。もしその中に希望の商品がない場合は注文も可能。値段は、１商品につきスーパーの店頭価格にプラス10円が基本です。　とくし丸マネージャーの御所隆さんは「高齢者が孤立してしまわないように、元気にしているかどうかを確かめる見守りの役割もあります」と言います。また、“電球を交換してほしい”“水回りのトラブルで困っている”など、日常的な相談にも乗るとのこと。人間関係が希薄になる中で、人と人との交流の場としての役割も期待されます。　巡回ルートは、とくし丸のスタッフが一軒一軒訪問して、必要かどうかを確認。購入者が、システムに納得してから訪問を決めます。希望者は問い合わせを（現在、訪問エリアは同楠見店近辺）。?０７３（４５５）７７６６、?０８０（２５１８）２１８７サンキョー・御所さん買い物を楽しむために移動スーパーとくし丸スタート2月19日、和歌山市北部エリアから高齢者の孤立化を防ぐ地域の見守り役を目指して　この春、華やかに彩られる門前町粉河（紀の川市粉河）を歩きませんか。ＪＲ粉河駅から粉河寺までの通称“とんまか通り商店街”のいたる所に、雛人形が飾られる「第１回粉河とんまか雛通り」が開催。期間は２月23日（月）～３月31日（火）。　明治時代に作られたといわれる、掛け軸に平たい布のお雛さまをあしらった「軸雛」など歴史深いものをはじめ、一般から集められた雛人形や手作り雛まで、さまざまなお雛さまが約８００㍍の通り45カ所に飾られます。実行委員長「丸浅旅館」の児玉かよ子さん、古民家の山崎邸で「ふれあい寺子屋」を開く池田香弥さん、「観光特産センターこかわ」の尾崎三津代さんらが中心となり、企画されたイベントです。「江戸時代に始まった紀の川流し雛を盛りたてながら、商店街の活性化を目指して、たくましい女性たちがアイデアを出し合っています」と児玉さん。　期間中は、お雛さまの思い出を描いた絵手紙コンクール受賞作品の展示やフリーマーケット、語り部と共に待ち歩きができる「ブラブラ散歩」、「紀の川流し雛」など催しが盛りだくさん。「絵手紙の応募は、北海道から九州まで総数７８５通に。“応援してます！”とメッセージが添えられたものもありうれしくなります」と尾崎さん。他、スイーツなど商店街オリジナル商品も多数販売しています。ぜひ立ち寄ってみて。?０７３６（73）２２４６同実行委員会、?０７３６（73）８５００観光特産センターこかわ　ニュース性ある地域の話題をお届けする「TOPICS（トピックス）」のコーナー。今週は３つの話題を取り上げました。お雛ひなさまで商店街をにぎやかに第1回粉河とんまか雛通り2月23日（月）～3月31日（火）（左から）池田さん、児玉さん、尾崎さん「とくし丸」スタッフのみなさん　過疎化が進む海南市下津町の港町・大崎地区を活気付けようと、食体験プログラムなどを実施している「げんき大崎」の活動拠点「げんき大崎館かざまち」（地図参照）が、２月14日にオープン。　同地区は、かつてはミカン栽培、漁業、海運業で栄えていましたが、平成24年に大崎小学校が閉校になるなど、若者人口の流出、少子高齢化が深刻化。国の補助事業を活用して漁協倉庫を改修し、大崎の活気を生み出す多機能拠点を設置しました。　地元の漁港で水揚げされた新鮮な魚や野菜の他、地域に住む“おばちゃん”らが愛情を込めて作る総菜などを販売。「大崎にはスーパーがありません。地域内外の人に利用してもらって、大崎の魅力を発信できれば」と山中誠也館長。賚毎週土曜午前10時～午後２時 ?０７３（４９２）２１３０山中さん地域に活気を生み出す活動拠点「げんき大崎館かざまち」が完成毎週土曜午前10時～午後2時、魚や野菜など販売和歌山石油精製大日本除虫菊海南下津高校下津第二中学校下津行政局小南交差点国道42号げんき大崎館かざまち★下津駅加茂郷駅