和歌山の県立中高一貫校 県立 向陽中学校

和歌山の県立中高一貫校 学校紹介&教頭インタビュー
「入学者選考を振り返って」

 今年もたくさんの小学6年生が挑んだ県立中学校の入学者選考。選考を終えた向陽中学校・桐蔭中学校の教頭にインタビューしました。

県立 向陽中学校

豊かな人間性と高い知性を持ち
国際社会で活躍する人材を育てる

県内初の公立中高一貫教育校として2004年に開校し、今春で21期生を迎える向陽中学校。その歴史は1915年に創立された旧制海草中学校に始まります。

 「自彊不息(じきょうふそく)」(自ら進んで努力する)や「質実剛健」「文武両道」を校訓に、「凡事徹底」(当たり前のことをしっかり取り組む)を意識しながら、学び合い高め合う集団づくりを基盤としています。教育理念を「豊かな人間性と高い知性を持つ、スケールの大きな人材の育成」とし、国際社会に貢献できる真のリーダーを育成します。

高校環境科学科に
接続する「環境」

 学習の柱は「STEAM(スティーム)」「コミュニケーション」「環境」の3つのVIEW(ビュー、視野・視点)。“協働、行動、探求”に重点を置き、主体性と幅広い学力を育みます。中でも「環境」は高等学校環境科学科の教育課程にスムーズに接続する内容で、情報活用、課題設定・課題探究、ディベートの力を養います。授業時間は、文部科学省が示す標準時数より年間100時間程度多く実施。言語活動を大切にしながら思考力・表現力を向上させるグループワークや、中高教員が専門性を生かして連携する指導も特徴的です。

 文化祭や体育大会は中高合同で生徒自身が企画運営して自治力を育み、学年を超えた仲間づくりの場が持たれます。部活動でも高校生と共に行うクラブがあり、より高度な技術や精神力が磨かれるのも中高一貫校ならでは。国際交流が盛んで、今年度は台湾とイギリスの姉妹校両校が来日。交流授業を通して、お互いの文化を学び合いました。

 

interview

授業や行事に積極的に取り組んで
コミュニケーション力を身に付けて

樋上 睦芳 教頭

樋上 睦芳 教頭

 適性検査では、問題文の量が多く、例年以上に読解力を試されたように思います。また、作文では自分の経験を交えて、読み手に分かるように伝える表現力が求められていました。適性検査は問題を理解して解答するだけではなく、答えにたどり着く過程を自分の言葉で説明できることも大切です。「書く」「伝える」能力を磨くには、インプット(受信)した情報を、自分の中で理解して他者に伝えるアウトプット(発信)の場面を増やしましょう。また、小学校では授業や行事に積極的に取り組んで、一方通行でないコミュニケーション力を図りましょう。 

 向陽中学校では、環境学のプレゼンテーションや国際交流など、学習に励んだ成果をアウトプットできる環境を整えています。

県立 向陽 中学校

名称
県立 向陽 中学校
住所 〒640-8323 和歌山市太田127
電話番号 073(471)0070
HP

http://www.koyo-h.wakayama-c.ed.jp/koyojhs/remove/index.htm

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ちゃぁるず

子育てママ応援スペシャルちゃあるず2019年3月16日号

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