和歌山の県立中高一貫校 県立 桐蔭中学校

桐蔭リーダーになるべく人材を育成する
中高一貫の系統的・継続的教育が特徴

前身の旧制和歌山中学校が創設されてから140余年―。和歌山県立桐蔭中学校・桐蔭高等学校は、改革への情熱と伝統を重んじる心を大切に、自ら人生を切り拓(ひら)く、リーダー的資質を持つ人材の育成に尽力しています。

年度末に行われる学習成果行事発表会の1シーン

2007年に中学校が開設され、中高一貫教育がスタート。特色ある学びで得た専門的な知識・技能や興味、関心を、大きく成長させる仕組みが特徴です。知識・技能の基礎・基本を習得し、深化・発展させるとともに、主体的な学びを通して、論理的思考力や表現力、コミュニケーション能力を育み、探求心や想像力を伸ばします。

卒業後は全員が高校普通科に進み、1年次は数理科目を基本としながら、文系の難関大学進学希望者が深く学べるような科目の選択が可能。2年次以降は、進路の希望に応じた学習集団の下、高いレベルで切磋琢磨(せっさたくま)し、大学進学につなげます。

独自の教育活動で培う“人間力”
「桐蔭キュリオ」「キャリア桐の葉」

教科学習では実習や実験、グループワーク、発表など、生徒が互いに学び合える活動を組み入れた授業を展開。また、独自の教育活動、「桐蔭キュリオ」と「キャリア桐の葉」により、総合的な人間力を備えた人材を育てます。

レポートを用いて発表する生徒たち

「桐蔭キュリオ」では、教科の枠を超えて、生活に結び付けて深く学び、新たな発想や視点を持つ力を養うことを目的に、「科学」「国際」「表現」の3つの領域を設定。「科学」では、身の回りの自然科学的課題を、実験や観察、製作などの活動や、数学・理科の知識を生かして科学的に追究し、問題解決力を身に付けます。

「国際」では、国際社会を多角的に捉え、積極的に関わっていこうとする態度と考える力を培います。また「表現」では、言葉に対する興味や関心を高めて言語感覚を磨きながら、さまざまな表現方法で相手に適切に伝えるコミュニケーション力を育成します。

キャリア教育の中核となる「キャリア桐の葉」では、和歌山県の自然や文化、歴史、科学技術などを学ぶとともに、幅広い視野で自らを取り巻く対象を捉えます。

また、教科などで学習したことを活用しながら、生徒たちは問題解決の筋道を探究。さらに、働くことや職業の意義、勉強する理由、「今、学んでいることが、将来どのように役に立つのか」などの考えを深め、自らの在り方・生き方に迫る、“生きた”キャリア教育にも取り組んでいます。

例年秋に行われる「オープンスクール」は、実施の形態を現在検討中。

Topics

家庭でも積極的に学びに取り組むための
ICT教育の研究を進める

ICTを活用したプレゼンテーションの様子

新型コロナウイルスの感染拡大防止による休校に伴い、桐蔭中学校ではクラウド学習ツール「グーグル・フォー・エデュケーション」を利用して、動画教材の配信や課題の提示、情報共有や協働学習、生徒間の交流手段など、家庭でも積極的に学びに取り組むための研究を進めています。

「本校は、これまでもコンピューターを用いたレポートの作成やプレゼンテーション、インターネットを使った調査学習などを行ってきました。今後、さらにICT教育を充実させることで、学校での授業を基本にしながら、生徒が校外でも発展的で探究的な自主学習を行い、一人一人の個性と学力を伸ばしていけたら」と嶋田暢也教頭は語ります。

班活動のディスカッションも、今後はオンライン上で遠隔でも可能に

ウェブ会議システム「ズーム」もすでに活用済み。「休校中に『ズーム』を使い、ホームルームの時間を試験的に設け、生徒たちは学活や教科の授業に「ズーム」のどのような利用の仕方ができるか意見交換しました。今後はコロナウイルスの第2波に備え、教員たちはオンライン授業も行っていきたいと考えています」とも話しています。

県立 桐蔭 中学校

名称
県立 桐蔭 中学校
住所 〒640-8137 和歌山市吹上5-6-18
電話番号 073(436)7755
HP

http://www.toin-h.wakayama- c.ed.jp/toinjhs/

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ちゃぁるず

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