和歌山の県立中高一貫校 県立 向陽中学校
- 2025/7/4
- 中学校受験
県立 向陽中学校

生徒たちはさまざまな実験に取り組みます
豊かな人間性と高い知性を持ち
国際社会に貢献する人材を育成
和歌山県立向陽中学校は、県内初の公立中高一貫教育校として、2004年に開校しました。その歴史は、1915年に創立された旧制海草中学校に始まり、今年で110周年を迎えます。
「自彊不息(じきょうふそく)」「質実剛健」「文武両道」を校訓に、生徒の主体性を重視した校風が特徴。生徒たちは「凡事徹底」(当たり前のことをしっかり取り組む)を意識し、学び合い、高め合う集団づくりを基盤とした学校生活を送ります。
世界で活躍する国際人を目指し、「豊かな人間性と高い知性を持つ、スケールの大きな人材の育成」を教育目標に設定。「STEAM(スティーム)」「コミュニケーション」「環境」の3つのVIEW(ビュー、視点・視野)を学習の柱に、“協働、行動、探求”に重点を置き、主体性と幅広い学力を育みます。
「STEAM」の名称は、サイエンス(科学)、テクノロジー(技術)、エンジニアリング(工学)、アート(芸術)、マスマティックス(数学)の英字の頭文字から。理科系科目に重点を置いたカリキュラムで、自然科学に関する幅広い学力を育てます。 「コミュニケーション」は国際化や社会生活に対応する豊かな社会性の育成を目指し、「環境」は自然環境の調査や観察から学ぶ体験型学習を整えています。中でも「環境」は、高等学校環境科学科の教育課程にスムーズに接続でき、情報活用、課題設定・課題探究、ディベート力を養います。
豊かな授業時数で質の高い授業
中高連携した専門的な指導も
授業時数は50分授業が週32コマあり、文部科学省が示す標準より、年間70時間程度多く実施。豊富な時数により基礎を徹底すると同時に、関心や意欲を喚起させる充実した質の高い授業内容を展開しています。中高教員が連携し、専門性を生かした指導も行われています。高校教員による授業では、高校で学ぶ内容を取り入れ、発展的に学習。対話を大切に、思考力・探究力・表現力を向上させるグループワークも実践しています。
文部科学省の「SSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)」の指定校でもあり、理数教育プログラムの開発に取り組んでいます。中高合同の指定研究も行われ、体験学習を通しながら、主体性や国際性を兼ね備えた科学技術に強い人材の育成を目指します。

磯の生き物を調べる体験学習
スクールライフを彩る学校行事も多彩。1年次に行われる「遠足」「交流合宿」では、6年間を共に過ごす学友との絆を深め、2年次の「体験学習合宿」では郷土・和歌山について学ぶ機会が設けられます。3年次の「修学旅行」では、自然体験や班別行動を通して、人・自然・社会と総合的に関わる実践力を体得します。
文化祭や体育大会は、中高合同で行われ、世代を超えた仲間づくりの場が持たれます。部活動は多くの生徒が加入して、練習に日々励み、校訓の「文武両道」を実施。社会で活躍する卒業生の講演を行ったり、「企業訪問」(中2)や「職業体験」(中3)を実施したりして、専門的知識や経験を得る機会を設けるキャリア学習にも力を入れています。
県立 向陽 中学校
名称 | ![]() 県立 向陽 中学校 |
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住所 | 〒640-8323 和歌山市太田127 |
電話番号 | 073(471)0070 |
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