近畿大学附属和歌山 高等学校・中学校

好奇心が知識を吸収する力に
勉強だけでなく幅広く関心を

「なぜなぜ期」の子どもは、「なんで？」「どうして？」と次々と質問してきますよね。同じように、中学受験を考えている小学生にも、高校受験を控えている中学生にも好奇心を大切にしてもらいたいです。新しいことを知りたいという気持ちが、知識を吸収する力につながっていくので、勉強だけでなくいろいろなことに関心を持って、探究することを心掛けてください。

　また、これは本校の生徒にもよく言っていることですが、応用力は基礎力を土台にして生まれてきます。だからこそ、夏休みは、分かっているつもりでも、今一度基礎をしっかり確認することに時間を費やしましょう。基礎力というと、知識を頭に入れる〝インプット〟に重きを置きがちですが、頭に入れた知識をどう使うか〝アウトプット〟も意識することで、〝使える知識〟となり、おのずと応用力も付いてきます。

　そしてもう一つ、必要なときに力が発揮できるよう〝集中力をコントロールする力〟を身に付けることも大事。そのためには、休み中も規則正しい生活を送ること。時間を守る、忘れ物をしないなど当たり前のことをきっちりこなし、整理整頓をして気持ちの良い環境で勉強するというのも、集中力を高める秘けつです。小さなことにも手を抜かず、一つのことが終わったらリセットして次に取り組むその姿勢の積み重ねが、やがて力となって表れます。

教頭　髙山紀之さん

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