和歌山信愛 中学校・高等学校

応用力は基礎を築くことから
日々の学習の積み重ねが大事

受験を前に自信満々な人はいません。不安や焦りが大きいことでしょう。でも、入試では決して満点をとる必要はありません。自分が正確にできる問題を把握し、ケアレスミスがないように取り組んでください。何よりも「落ち着いて確実に問題を解く」が重要です。

　人と比べるのではなく、「自分は自分」という気持ちで、今やるべきことに集中を。日々の学習を積み重ね、学力の基礎を築くことで応用力もついてきます。弱気にならず、目標に向かって一歩ずつ強気で進んでください。

　入試は家族にとってもプレシャーになります。模試の結果だけを見て、一喜一憂するのは禁物。子どもは目標に向かって計画を立て、その中で焦りやしんどい思いを経験し、成長していくものです。「大丈夫」と声を掛け、自信を持たせると同時に、常に安心できる存在でいることが大切です。また、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、密を避けて学校生活を送るなど、気持ちを発散できない現状もあります。ですので、今まで以上に話を聞いてあげてください。

　目標の学校に合格することは大切ですが、長い人生で見るとほんの一瞬の出来事。入試を通して何を得るのか、優しさや思いやりなど、人としてどう成長するのか、長い目で見守ってあげてください。

　夏場は冷たい物を飲んだり、食べたりして体を冷やしがち。体調管理には気をつけてください。

副校長　紙岡智さん

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