「和歌山城ホール」が29日(金)に開館
文化とにぎわい創出

リビング和歌山10月23日号「「和歌山城ホール」が29日(金)に開館 文化とにぎわい創出」

紀の国わかやま文化祭の開幕に合わせ、和歌山城ホールがいよいよ開館。和歌山城を目の前に、どんな新しいスポットが誕生したのか、同ホール館長の柏谷佳邦さんに聞きました。同時に隣接して城前広場も完成。周辺に新しく飲食店なども増え、にぎわいが生まれます。

和歌山城ホール館長柏谷佳邦さん

和歌山城ホール館長柏谷佳邦さん


和歌山城ホールの大ホール

大ホール

木の装飾が施された壁に囲まれ、重厚感と温かみを感じる空間。2階席(267席)もあり、1階席(687席)だけの利用も可。大ホールの舞台と同じ広さのリハーサル室もあります

和歌山城ホールの屋上庭園

屋上庭園

天守閣を望み、テラスやベンチなどで自由に時間を過ごせます。2つのステージもあり、イベントスペースとしても活用

どのフロアからも天守閣を望む
誰もが立ち寄れるオープンな場所に

和歌山市のけやき大通り沿い、和歌山城天守閣を目の前に望む旧市立伏虎中学校跡地(同市七番丁)に、「和歌山城ホール」が完成。10月29日(金)に開館を迎えます。老朽化に伴い和歌山市民会館が閉館し、新しい場所で、市民に名付けられた名称で新たな歴史を刻みます。

約6600平方メートルの敷地に完成した建物は地上5階建て(一部地下1階)、総工事費は約106億円。客席954席の大ホールと395席の小ホールを備え、客席は舞台の見やすさに配慮した千鳥配置。障害者や親子が気兼ねなく利用できる多目的席も設けています。大ホールは舞台にオーケストラピットがあり、音楽や演劇、舞踊、講演会などさまざまな演目を想定した多機能ホール。小ホールは舞台と観客席の間に仕切りがないオープン形式で、演者がより身近に感じられます。

建物の中に入ると、吹き抜けのエントランスホールが印象的。紀州材などの木材がふんだんに使われ、大階段とエレベーターが、大・小ホールの入り口となる2階に誘導します。1階には扉を開放すれば外とつながる展示室があり、作品展示にとどまらない多彩な催しに活用。テナントスペースでは、飲食店「わらいや和歌山城」が30日(土)から営業を始めます。

市民に開放される屋上庭園(5階)も同ホールの特徴の一つ。天守閣をまっすぐ見据える眺望で、展望テラスや市花のツツジが植えられたガーデンテラスが憩いの場に。イベント向けのステージもあります。

「さまざまな文化活動の発信や交流など、市民の皆さんが活用しやすいホールが誕生したと思います。また、和歌山城の目の前という立地で観光の拠点にもなり、飲食店や屋上庭園で過ごすなど、幅広い人たちに来ていただける場所となって、にぎわい創出の拠点にも。多くの人に愛されるホールにしていきたいです」と、柏谷館長は話します。

30日に「紀の国わかやま文化祭2021」が開幕。関連する催しが、この場所で行われます(詳細は同文化祭ホームページ→https://kinokuni-bunkasai2021.jp/)。

文化や観光、そしてビジネスの拠点にも
和歌山市の新しいシンボルに
和歌山城ホール全体像

和歌山城ホールのエントランスホール

エントランスホール

4層吹き抜けの伸びやかな空間、ふんだんに使われた木の温かみが広がります。コンクリートの壁には木目模様があり、柔らかさを演出。石垣模様の壁もあり、和歌山城との調和を意識

和歌山城ホールの1階展示室

展示室(1階)

扉をすべて開放でき、外の多目的広場とつながることでオープンなスペースに。展示だけでなく、見本市や会議などのコンベンション機能が備わり、イベントにも活用

和歌山城ホールの小ホール

小ホール

座席のシートは和歌山城の野面積みの石垣をイメージし、刻印もデザインされています。大ホールともにバリアフリーで、それぞれに専用のホワイエ・エレベーターがあります

和歌山城ホールの会議室

会議室

300人を収容できる大会議室は、和歌山城側はガラス張り。ほか小・中規模の会議室も

和歌山城ホールの和室

和室

分割して使うこともできる和室。お茶の炉(ろ)もあり、茶道の催しや集まりにも使えます

和歌山城ホールのテナントスペース「わらいや和歌山城」

テナントスペース(わらいや和歌山城)

レストラン&カフェ、バスクチーズ専門店、軽食やドリンクのテークアウト専門店がオープン

和歌山城ホールの屋上庭園のステージ

屋上庭園(ステージ)

演者が和歌山城を背に舞台に立ち、観客は芝生スペースから鑑賞できるエリア

和歌山城ホール

住所 和歌山市七番丁25-1
電話 073(432)1212
開館時間 午前9時~午後10時
年末年始(12月29日~1月3日)※臨時休館あり
ホームページ

https://wakayama-johall.com/
11月下旬以降、開館記念イベントが開催されます
詳しくは、和歌山城ホールのホームページをチェック

祝・和歌山城ホール開館 紀の国わかやま文化祭2021地域文化発信事業
和歌山城 光と音の饗宴
入場無料

和歌山城光と音の饗宴 和歌山城西の丸広場周辺がライトアップ! 色の変化を楽しめる樹木のライティングや、踏むと色が変わるタップステージが登場。地元ゆかりのアーティストによるステージもあり、その上空に星が降り注ぐ光の演出。幻想的なイルミネーションがコラボします。

日時 10月30日(土)午後5時~9時
31日(日)午後1時~9時
(光の演出は5時から)
場所 和歌山城公園西の丸広場など
お問い合わせ 第36回国民文化祭、第21回全国障害者芸術・文化祭和歌山市実行委員会事務局
073(435)1194(和歌山市文化振興課内)

「城前広場」も完成! 同時オープン
周辺エリアに新店が続々誕生

和歌山城ホールの完成と同時に、和歌山市役所前(旧紀陽銀行和歌山中央支店ビル跡地)に「城前広場」が誕生(約1700平方メートル)。10月30日に3つのテークアウト専門店がオープンします(下部参照)。木製のベンチに座って飲食をしたり、食べ物やスイーツを片手に、まち歩きを楽しむこともできそうです。

和歌山城ホールと城前広場の完成は、和歌山市中心市街地の活性化に向けた大きな起爆剤。周辺エリアでは、和歌山市が進めてきた大学誘致により県立医科大学薬学部が開学し、「キーノ和歌山」や「みぎわテラス」などの複合施設も完成。これらと並行して同市が取り組んできたのが、まちなかの公共空間や遊休不動産を活用したリノベーション事業。これらが功を奏し、いま近隣では新店の誕生が相次いでいます。

「今後もさらに魅力あるスポットや憩いの場がまちなかに誕生し、歩いて楽しめる“ウオーカブルシティー”となることを目指します」と、同市都市再生課。現在は、市営京橋駐車場を「京橋親水公園」に整備中で、今年度中に完成予定。市堀川沿いの遊歩道へと続く約1200平方メートルの公園ができることで、さらなるにぎわいが生まれることが期待されます。

城前広場と周辺エリアの紹介マップ

城前広場城前広場
完成したばかりの広場に、個性ある料理やスイーツを提供する3店舗がお目見えします

お問い合わせ 073(435)1032和歌山市管財課

+39(プラスサンジュウキュウ)のオリジナルパニーニ+39(プラスサンジュウキュウ)
金山寺味噌(みそ)や南高梅など和歌山らしいオリジナルのパニーニや、スムージやスイーツなど
【営業時間】午前11時~午後7時
【定休日】水曜(年内無休)

gmart(ジーマート)のお弁当gmart(ジーマート)
かまどで炊いたごはんを詰めたお弁当を提供。おかずは灰干しさばや唐揚げなど。おにぎり弁当も
【営業時間】午前11時~午後2時、午後5時~7時
【定休日】月曜

BONBON(ボンボン)の和歌山麻婆豆腐BONBON(ボンボン)
和歌山産の山椒(さんしょう)やショウガを使った「和歌山麻婆豆腐」「魯肉飯(るーろーはん)」など
【営業時間】午前11時~午後7時
【定休日】火曜

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