「笑顔が増えますように」

20150725kids01

新堀保育園で育てた苗木が東北の被災地へ

「笑顔が増えますように」

りそなグループの植樹プロジェクト
2年間、子どもたちが水やり

20150725kids02
「新堀保育園で大きくなりました。お花を見て楽しくなってね」

東日本大震災で大きな被害を受けた東北地方の緑を取り戻そうと、新堀保育園(和歌山市新堀東)で育てられた苗木を被災地に届ける返還式が6月25日に行われました。

この取り組みは、「りそな銀行」などりそなグループ従業員によるボランティア団体が、津波で失われた森林や防災林の再生を支援しようと、2年前から活動している「被災地植樹プロジェクト」の一環。同グループの各銀行支店近くにある幼稚園や保育園、小中学校の協力を得て、子どもたちに東北産の苗木を届け、大きく育ててもらった後、被災地に植樹をします。

森林や防災林の再生を支援
宮城の「千年希望の丘」に植樹

同保育園では、一昨年の7月11日にヤブツバキの苗木4本を預かりました。ぞれぞれに「おおきくん」「パワーくん」「ちからちゃん」「きいちゃん」と名前をつけ、子どもたちが水やりなどをして、2年間大切に育ててきました。当初20㌢前後だった背丈も20~30㌢ほど伸びました。

返還式には、年少~年長組の園児47人が出席しました。大林弘嗣園長が子どもたちに、東日本大震災の様子について写真などを交えて説明。「地震や津波があったことを覚えておくことは大切ですが、被害にあったところをどうしていくかというのがもっと大切です。良くしていくためにどうするかを考える力をつけてください」と話すと、子どもたちは「はい」と大きな声で答えていました。

続いて、りそな銀行和歌山支店の豆崎達也支店長が、「育ててくれて本当にありがとう。責任を持って植樹します」とお礼を述べました。

式の後、子どもたちは、「きれいなお花が咲いて、みんなの笑顔が増えますように」「大きくなってね」などメッセージを書いたタグを取り付けて、4本の苗木の旅立ちをみんなで見送りました。

子どもたちが育てた苗木は、宮城県岩沼市が復興整備事業として取り組んでいる、津波よけ「千年希望の丘」に植樹されました。

園児からの質問に答える豆崎支店長(写真右)

園児からの質問に答える豆崎支店長(写真右)

子育て・教育

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年7月12日号「参加者募集!リビング特別体験イベント夏休み! 親子で工場見学」
     もうすぐ夏休み。親子で工場見学に出かけませんか。地元和歌山にゆかりのある産業やものづくりを知り、…
  2. リビング和歌山2025年7月5日号「和歌山県の手仕事を訪ねて 民藝100年の今を生きる 暮らしの中の道具に宿る「美」 」
     1925(大正14)年、思想家・柳宗悦(むねよし)が、「民衆的工藝」を略し、「民藝」と主唱。暮ら…
  3. リビング和歌山2025年6月28日号「片男波に出現!関西最大級のビッグスライダー海上アスレチック AQua LooP 」
     夏休みまであとわずか。今年は片男波海水浴場に巨大な海上アスレチック「AQua LooP」が誕生し…
  4. リビング和歌山2025年6月21日号「今さら聞けない 給与明細のミカタ!」
     給与明細を毎月しっかり確認していますか? 給与明細には多くの情報が詰まっていて、ポイントを押さえ…
  5. リビング和歌山2025年6月14日号「 和歌山市の魅力を伝える広告が新大阪駅に 市の職員が制作! 彼女の名は?」
     関西の玄関口となるJR新大阪駅の新幹線改札内で、和歌山市のPR広告が放映されています。広告画像の…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/7/10

    2025年7月12日号
  2. 2025/7/3

    2025年7月5日号
  3. 2025/6/26

    2025年6月28日号
  4. 2025/6/19

    2025年6月21日号
  5. 2025/6/12

    2025年6月14日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る