和歌山市がプラでごみ発電スタート

和歌山市がプラでごみ発電スタート
昨秋、和歌山市の青岸エネルギーセンターが3年の基幹改良工事を経てリニューアル。これを受け、今年4月から「プラごみ」は「一般ごみ」と一緒に収集されることに。こうしたシステムが変わる一方、ごみの削減は私たち市民の課題でもあります。この機会にわが家のごみを見直してみましょう。“無駄”や“もったいない”はありませんか?

手間がかかり、分かりづらかったプラ分別
4月からは収集方法が変わります

今年4月から、和歌山市では〝プラごみ〞(プラスチック製容器包装)の収集方法が変わります。同市では平成16年4月に現在の9種分別が本格スタート。以来12年がたとうとしていますが、私たちの頭を悩ませているのが、この〝プラごみ〞ではないでしょうか。

「汚れを落として」「洗った物は水を切って」「(プラスチック製なのに)プラごみに分類されないものがある(おもちゃやケースなどの製品・下記参照)」など、手間がかかったり、分かりづらいなどの理由で、なかなか正しい分別が徹底されずにいるのが現状です。

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プラスチック製だけど一般ごみです!

プラマークのない「プラスチック製品」は、分別の対象外。一般ごみとして出すのが現状のルールです。(例)バケツ、おもちゃ、タッパーなどのケース、トレー、CDとそのケース、歯ブラシ…など

老朽化による施設改修で効率アップ
プラごみを燃料として補い、活用

一方、和歌山市内で収集したごみを焼却している「青岸エネルギーセンター」(同市湊)が、老朽化のために基幹改良工事を実施。そんな中で、着目されたのが、〝プラごみ〞です。

「プラスチックは元来燃えやすい素材。一般ごみの焼却に必要な燃料を補うために活用できます。青岸エネルギーセンターで老朽化した機器をリニューアルすることで、より安定・効率的なごみ焼却が可能になり、その焼却熱を有効的に活用できるようになりました」と説明するのは、和歌山市一般廃棄物課の川西秀紀班長。

昨年9月の改修完成を受け、今年4月からプラごみの〝ごみ発電〞利用が開始。一般ごみと一緒に収集することで(一部は分別、詳細下記参照)、燃料として補われている灯油の役目を〝プラごみ〞が果たします。

同センターでは、これまでも焼却熱によるエネルギー利用は行われてきましたが、施設リニューアルで発電能力がアップ。加えて、新たにプラごみを利用することで1年間で約200万キロワット時を発電。これは約600世帯分の電力をまかなえる量に当たります。

わが家のごみを見直そう

ごみ処理費約1億円を削減
分別の手間も省ける

現在、和歌山市のプラごみのリサイクルは民間業者に委託されています。回収されたプラごみは和歌山市内の施設に集められ、手作業で異物などを取り除いて分類された後に、滋賀県と福岡県まで運ばれ、プラスチック製品や化学製品の原料、また燃料などに再生されています。

一連のリサイクルにかかっている委託料や運搬費などの処理費用は年間で約1億円。プラごみをごみ発電に活用することで、この費用が削減されます。

では、和歌山市のごみの出し方は、どう変わるのでしょうか。

今年4月から、プラごみの分別回収は廃止されます。ただし、スーパーなどで魚や肉などの食品を入れるために使われている〝白色トレイ〞は、単一素材で再生が容易にできるため、リサイクルが継続されます(拠点回収)。

その他のプラごみは一般ごみと一緒に指定袋に入れ、一般ごみ収集日に出します。汚れていても洗う必要はなく、そのままで構いません。かんやびん、ペットボトルなど、その他は変更ありません(下記参照)。

和歌山市は4月までに、こうした変更点も含めてまとめた「リリクルの総合ごみ情報誌」を市内の全世帯に配布する予定。

無駄をなくして、ごみを減らそう
生ごみは水分を減らして〝軽く〞

さて、家庭から出る一般ごみは、何が多くを占めているかご存じですか。市の調査によると、半分が〝生ごみ〞。調理くずや食べ残しがその大半を占めますが、手付かずの食品が全体の5%もあります(下円グラフ参照)。

「生ごみは水分が多く、非常に燃えにくいんです。これまで、ごみの焼却時に灯油を加えていたのは、このためです」と川西班長。ごみ発電を効率的にするためには、生ごみを減らすことがポイントです。

また、ごみの削減は私たち生活者の課題でもあります。今は〝もの〞があふれる時代。生活は豊かになりましたが、ごみは増える一方です。家庭のごみは出せばなくなりますが、焼却しても灰が残ります。決して消えてなくなるわけではありません。〝無駄にならないか〞〝本当に必要か〞、ものを買うときには考えたいものです。

こんなメリットがあります

和歌山市ごみ減量推進キャラクター「リリクル」

和歌山市ごみ減量推進キャラクター「リリクル」

家庭から出るごみの「半分」が生ごみです

※平成26年度家庭系一般ごみ細分別作業結果より(和歌山市)

※平成26年度家庭系一般ごみ細分別作業結果より(和歌山市)

和歌山市の家庭から排出されるごみの分け方・出し方

※和歌山市に限る。同市以外は、各市町村の分別区分に従って排出してください

※和歌山市に限る。同市以外は、各市町村の分別区分に従って排出してください

ごみを減らすためにできること

  1. 不用なものは「買わない」「もらわない」
  2. 長期間使用できる製品を利用する
  3. 過剰包装を断ろう!
  4. マイバッグを持参する
  5. 詰め替え製品を利用しよう
  6. 繰り返し使える製品を利用しよう
  7. 簡易包装や資源回収などを進める販売者を利用する

生ごみを減らすために!

手付かずの食品を出さない
食べきれる分、必要な分だけを購入することがごみの減量につながります。「もったいない」の意識を忘れずに

簡単に使える生ごみ水切り器

簡単に使える生ごみ水切り器

水分を含んだものはしっかり水切り
●和歌山市が推奨する生ごみ水切り器
 (モニター募集中、詳しくは下記参照)

○水気の多い果物や野菜の調理くずや食べかすは、捨てる前に天日干しをすれば乾燥して減量にも

×水分を新聞紙などに吸わせて一緒に捨てるのはタブー
※新聞紙はリサイクルできる大切な資源です

「リリクルクッキングwith水切りモニター」参加者募集

和歌山市が今年度1年間かけて取り組んできた、生ごみ減量のための「リリクルクッキングwith水切りモニター」。2・3月に第5回と6回が行われます。

生ごみ減量に向けた水切りの講座を受けた後(約30分・必須)、料理教室と試食があります。

現在、参加者が募集されています。

対象 和歌山市在住で、水切り器のモニターができる人(18歳以上)
開催場所 大阪ガスクッキングテラス(和歌山市十一番丁1ノ2)
開催日時 第5回 2月29日(月)午前10時~午後1時半
第6回 3月20日(祝)午前10時~午後1時半
定員 各回24人(応募者多数の場合は抽選)
参加費 無料
持ち物 エプロン、ハンドタオル、筆記用具
応募方法 はがき、またはメールに必要事項を記入して応募1通に付き1回分、2人まで応募可
★必要事項★
住所、氏名、年齢、電話番号、日中の連絡先、参加希望日
2人応募の場合は2人分の必要事項を記入
宛先 〒640-8511 和歌山市七番丁23
和歌山市役所一般廃棄物課「リリクルクッキング」係
【メール】ippanhaiki@city.wakayama.lg.jp
締め切り 第5回は2月17日(水)、第6回は3月9日(水)必着

リリクルクッキングのメニュー

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  • みかんとカブラのサラダ~ハニードレッシング~
  • ゆかり風味のクリスピーチキン
  • じゃことカブラの簡単ピラフ
  • 焼き野菜のポトフ
  • キャロットケーキ
問い合わせ 和歌山市一般廃棄物課
電話 073(435)1352
申し込み 和歌山市のごみ情報を掲載した「リリクルネット」からも申し込みができます
URL・QRコード http://www.rerecle.net/
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