テレビ業界都市伝説
数字が良いのになぜ終わる?

テレビのツムジ

テレビ業界都市伝説
数字が良いのになぜ終わる?

関西のテレビ欄がこの春、大きく変わる。20年以上続いた「ちちんぷいぷい」(MBS)がコロナ禍で終了。残念だが、視聴率が芳しくなかったので致し方ない。だが、どの局のどの番組とは言わないが、同時間帯でトップの視聴率なのに終わる番組がある。その裏に何があるのか? 当該番組のスタッフではないので詳しくは分からないが、勝手に推測してみよう。一つは、スポンサーだ。問題発言や内容などで、スポンサーが付きにくい番組があることにはある。ただ、視聴率トップなら文句を言われることもないだろうが。もう一つは、放送局側にうま味が少ないということ。長年の慣習で、タレント事務所や制作会社の影響力が大きく、局の利益が少ない点が挙げられる。とはいえ、放送局の顔にまで育てた番組。利益が少なくとも、続けるべきと思うのだが。とにかく理由が不透明すぎて、番組スタッフはたまらないだろう。視聴率を取って、なぜ打ち切りなのか。そばから見ていても指針はどこへ?とも思う。今後は会議で、視聴率なんかより、番組別売上表が配られる日が近いかもしれない。

テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける

コーナー

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年10月18日号「ワークスタイル -これからの“働く”を考える- 今日も社会を動かす場所で」
     近年、警備の仕事で女性の活躍が目立つようになり、女性警備員が全体の7・3%を占めるまでに増えてい…
  2. リビング和歌山2025年10月11日号「勝手にリビングノーベル食文化賞」
     各分野で人類に対して多大な貢献をした人物に贈られる「ノーベル賞」。食欲の秋を迎えた今週は、食の道…
  3. リビング和歌山2025年10月4日号「伊太祈曽駅から四季の郷公園まで運行中 トゥクトゥクに乗ってお出かけ」
     ようやく暑さも和らぎ、出かけやすい季節になりました。伊太祈曽駅から四季の郷公園の間を“トゥクトゥ…
  4. リビング和歌山2025年9月27日号「“無理をしない”を合言葉に 仕事も家庭も全力投球」
     9月25日は「主婦休みの日」。家事や仕事に頑張る皆さんに“自分をねぎらってほしい”という思いから…
  5. リビング和歌山2025年9月20日号「あなたのアイドルを探せ!! 【推し活】アニマル総選挙!」
     ジャイアントパンダの帰国から3カ月。新たな“推し”を探すべく「アニマル総選挙!」を開催します。ア…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/10/16

    2025年10月18日号
  2. 2025/10/9

    2025年10月11日号
  3. 2025/10/2

    2025年10月4日号
  4. 2025/9/25

    2025年9月27日号
  5. 2025/9/18

    2025年9月20日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る