バリアフリー競技として楽しめる北欧発のスポーツ
「モルック」の人気拡大中!

リビング和歌山11月4日号「バリアフリー競技として楽しめる北欧発のスポーツ 「モルック」の人気拡大中!」

 フィンランド発祥のスポーツ「モルック」。ルールが簡単で、家族や仲間と気軽に楽しめると、日本でも人気が高まっています。体力に自信がなくても、運動が苦手でも大丈夫。ちなみに、フィンランドでは、サウナ後に、ビール片手にモルックをする習慣があるとも。スポーツの秋、モルックを始めてみませんか!

道具はモルック(投げ棒)とスキットル(ピン)、モルッカーリ(投げる位置)だけ。三角形にスキットルを並べた状態からスタート。倒れた時点で再び立て、ゲームを続けます

道具はモルック(投げ棒)とスキットル(ピン)、モルッカーリ(投げる位置)だけ。三角形にスキットルを並べた状態からスタート。倒れた時点で再び立て、ゲームを続けます

シンプルなルールと手軽さが人気
醍醐味はさまざまな人との交流

 「モルック」は、フィンランドの投てき競技「キイッカ」を元に生まれたスポーツで、年齢や性別、障がいの有無に関わらず、楽しめるシンプルさが売り。最近では、お笑い芸人が世界大会に挑戦したことで話題になりました。現在、国内の競技人口がじわりじわりと増加。来年8月には北海道函館市で欧州以外で初となる世界大会が開かれるまでに。

ルールは、木の棒「モルック」を、3・5メートル先に立てられた「スキットル」という12本の木のピンに投げるだけ。ゲームが進むにつれてスキットルが広がり、倒すのが難しくなります。

スキットルには1~12の数字が書いてあり、1本だけ倒せば、そこに書かれた数字、複数倒した場合は倒れた本数が得点になります。3~4人のチームになり、先にちょうど50点になった方が勝ち。50点を超えると25点に減らされ、ゲームが続行します。

河村秀樹さん

日本モルック協会認定モルック指導員 「モルック和歌山」事務局長 河村秀樹さん

狙ったピンにモルックを正確に投げる方が有利ですが、ピンがどう転がるかなど運がゲームを左右することも。日本モルック協会公認団体「モルック和歌山」事務局長で、同協会の指導員資格を持つ河村秀樹さん(写真)は、「初心者が経験者に勝つことが珍しくありません。点の取り方を考えるので頭の体操にもなり、バリアフリースポーツとして介護分野などでの活用も期待されています」と話します。
モルックは特定の場所も道具もほとんど要りません。河村さんは「モルックの醍醐味はさまざまな人と交流できるところ。家族や仲間など、気軽に遊び感覚で楽しんでみてはいかがでしょう」と笑顔を見せています。

夢中になる
モルックの魅力って?

「モルック和歌山」と和歌山大学公認モルックサークル「WAMö(ワモ)」のメンバーにモルックの魅力について聞きました

Q1モルックを始めたきっかけ

Q2モルックの魅力・楽しさ

Q3今後の目標は?

モルック和歌山 山本朱(あや)さん

モルック和歌山
山本朱(あや)さん

Q1モルックを始めたきっかけ
出合いは約5年前。知人が「気分転換に行ってみたら」と、団体を紹介してくれました。生まれつきの脊椎の病気で、車いすやつえを使っているため、「大丈夫かな?」とドキドキしながらの参加。温かく迎えてもらい、とても安心したのを覚えています

Q2モルックの魅力・楽しさ
私は、大きな数字のスキットルを狙い、少ない投数でポイントを上げる作戦で挑みます。1投1投、自分との勝負。きわどい所にあるスキットルを倒したときは爽快な気分になります。チーム内で年間優勝も経験。信じられないくらいうれしい出来事でした

Q2今後の目標は?
年齢や体の障がいの有無に関わらず楽しめるスポーツ。もっと広がっていけばいいなと思っています。コロナ禍に加え、私自身の生活環境が変わり、しばらくプレーができていません。少し先になりますが、来年、春になったら、今度は夫と一緒に楽しみたいです

モルック和歌山 会長 石垣泰伸さん

モルック和歌山 会長 石垣泰伸さん

Q1モルックを始めたきっかけ
約7年前、縁あって「モルック神戸」の練習会に参加したのが始まりです。当時、私は有田市内でワイナリー事業を立ち上げたばかり。ゲームの最中、“ワインを飲みながら、ブドウ畑でモルックなんておもしろいかも”と思いました。そして、2週間後、「モルック和歌山」と名付け、練習会を開きました

Q2モルックの魅力・楽しさ
ゲームに負けると、焦燥感と敗北感を味わいます。でも、それを語り合える仲間がいるのが最高の喜び。春は花見、夏はバーベキューなど、年齢や性別など関係なく、皆でワイワイと楽しめるのが魅力です

Q2今後の目標は?
モルックを通じて、人と人とのいい出会いを、1人でも多くの人に経験してもらえるような場を提供していきたいです。そして、ピクニックやキャンプなどを組み合わせ、ゆるく楽しい「ゆるモル」で、メンバーたちと一緒に活動していければと思います

和歌山大学公認 モルックサークル WAMö 中村創太さん(1回生)

和歌山大学公認 モルックサークル WAMö 中村創太さん(1回生)

Q1モルックを始めたきっかけ
中学、高校の6年間、テニス部に所属。大学では、他のスポーツに挑戦したいという思いがありました。そんなとき、ワモのメンバー(高校の先輩)に声をかけられました。もともと体を動かすことが大好き。未経験のモルックに好奇心が動かされました

Q2モルックの魅力・楽しさ
初心者が経験者に勝つなど、他のスポーツにはない楽しさがあります。勝利したときは、「楽しい」「モルックいいね!」という気持ちになります。チームプレーなので、コミュニケーションが大切。先輩、後輩関係なく、仲間としての絆も強まります

Q2今後の目標は?
目指すは日本大会での優勝。スキットルを投げる際のコントロールはもちろん、いろいろな試合展開を想定しながら、練習を重ね、技術を磨いていきたいです。また、重要な局面で緊張しないようメンタル面も鍛えなければ、と思っています

和歌山大学公認 モルックサークル WAMö 久保有花さん(2回生)

和歌山大学公認 モルックサークル WAMö 久保有花さん(2回生)

Q1モルックを始めたきっかけ
1回生のとき、友達に「入ってみない?」と誘われたのがきっかけです。以前からモルックの存在は知っていたものの、実際にプレーするのは初めてでした。予想していた以上に楽しくて。それに、サークルの雰囲気がとても良く、迷わず入会しました

Q2モルックの魅力・楽しさ
他のスポーツと異なり、男女の体格差が試合結果に直結しないのがいいところ。大会には、小学生や80代の人なども出場しています。モルックを通して、さまざまな年代の人と交流する機会に恵まれるのも魅力の一つです

Q2今後の目標は?
3回生や4回生の先輩たちが、一生懸命練習をしてチームを強くしました。大会でチームのユニフォームを着ていると、「ワモ?」と声をかけられるくらい知名度も上がっています。ワモの名前を傷つけないよう、そして、先輩を追い越せるようになりたいです

モルック無料体験会

日時 11月26日(日)
午前10時〜午後3時
場所 和歌浦芸術区屋上テラス(新和歌浦4-16)
電話番号 080(1458)6198
くろしおモルックの会代表・岩橋さん
お申し込み 申し込み不要、直接会場へ。動きやすい服装で参加を。
備考 雨天時は室内

モルック貸し出し

施設名 本町公園「thepublic」 
電話番号 073(499)8925
ザ・パブリック
場所 和歌山市北桶屋町7本町公園内本町プランテ1階
営業時間 午前11時〜午後10時
定休日 火曜(午後5時以降)
利用料 500円(カフェを利用した場合は無料)

和歌山大学公認 モルックサークル「WAMö」

鹿児島で開かれた第10回日本大会

鹿児島で開かれた第10回日本大会

 コロナ禍、対面授業や新入生歓迎会などが中止となった2020年。“友達づくりに”と、学生十数人でモルックサークルを立ち上げました。現在は87人が所属。全国各地で開かれる大会に出場する他、モルックの魅力を伝えようと地元での普及活動なども行っています。

昨年は、日本モルック協会主催の「第9回日本大会」で優勝。今年(第10回、10月21日〜22日開催)はエントリーした7チーム全てが予選突破、1チームがベスト8に入るなど、好成績を残しています。2回生の堀伸行さんは「今のいい雰囲気を大事にしながら、ワモとしてもう一度優勝し、日本一になるのが目標です」と来年に向けた抱負を語っていました。

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