和歌山県出身の陸奥宗光伯 没後120年記念プロジェクト

7月7日に入場無料の七夕講談会を実施

功績を学び、郷土に自信と誇りを

日本外交の基礎作りに貢献した陸奥宗光伯

陸奥宗光は和歌山市生まれで、明治時代に外務大臣として不平等条約改正などに尽力。大政奉還後の混乱した紀州藩の危機を救った偉人です。今年は陸奥宗光没後120年。これを記念して発足した市民団体「陸奥宗光外務大臣の功績を教育に活かす実行委員会」が、県内各地でさまざまなイベントを企画しています。

まず、宗光の誕生日である7月7日(金)に「七月七日七夕講談会」を実施。県出身の講談師もみじが宗光の少年時代を語り、宗光が尊敬していた坂本龍馬については旭道南鷹(きょくどうなんおう)が、そして、上方講談協会会長の旭堂南左衛門(なんざえもん)が自身オリジナルの新作「陸奥宗光の生涯」を披露。宗光の生涯を言葉の芸術“講談”で、愉快に、豪快に口演します(下参照)。入場無料(定員300人)。事前申し込みが必要(先着順)。

命日の8月24日(木)には没後120年記念会を計画。有識者による講演会やシンポジウムを予定しています。ほか、小学生や中学生を対象に、陸奥宗光についての学習会や宗光も学んだ航海術の基礎を体験できるイベントも8月に開催予定。

実行委員会事務局長の臼井康浩さんは、「日本外交の基礎を作った宗光の功績を学び、郷土への自信や誇りをもってほしい」また、「幼少期の不遇な環境に屈することなく強い意志をもって物事をなしとげた宗光のように、未来に向かって夢や希望をもってほしい」と語ります。今後、各種団体などから要望があれば実行委員会の会員による「陸奥について学ぶ」出前授業も随時行われます。

七夕講談会への参加申し込みは、①氏名②性別③住所④電話番号⑤メールアドレス⑥同伴者氏名を明記し、実行委員会へファクス073(476)4589、またはEメール(info@munemitsuhokori.org)。

問い合わせ 同実行委員会
電話 073(472)5619

旭堂南左衛門が初の演目を披露

七夕講談会

日時 7月7日(金)
午後6時半開演(8時半終演)
受け付けは6時から
入場料 無料
・講談「陸奥宗光の生涯」~カミソリ大臣と呼ばれた男(旭堂南左衛門)
・講談「坂本龍馬 暗殺」(旭道南鷹)
・語り「少年小次郎の苦悩」(もみじ)

 

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