女性に多い貧血 肌や髪に影響

20150808top06
献血しようとしたら「比重が足りません」と言われたことはありませんか?また、今の季節はたくさん汗をかき、鉄分不足に陥りがち。今回は“貧血”について専門医に聞きました。

Q 貧血ってどんな状態ですか。

A 血液中の鉄分は、酸素を全身に運ぶ重要な役割を担っています。鉄分は血液中のヘモグロビンの値で充足度が確認でき、血液1デシリットル中ヘモグロビンが12ミリグラム以下になると貧血とされ、10ミリグラム以下になると、息切れ、ふらつき、突然眠くなる、疲労感がとれない、下まぶたの内側の赤みが少ないなど、自覚症状が出てきます。

Q 貧血を予防したり、軽減するには?

A 鉄分には、赤身の肉やレバーに含まれる動物性のヘム鉄と、ひじきや小松菜などの植物性の非ヘム鉄があり、積極的な摂取が必要です。さらに、鉄分はビタミンと同時に摂ることで吸収率が増すので、多くの食材をバランスよく食べることも大事です。また、貧血になる原因には、生理の出血、がんなどの疾患による臓器からの出血も考えられます。血液検査を含めた診察を受け、病気が隠れていないか確認することも必要です。

Q 貧血が続くと、どうなりますか。

A 慢性的な疲労感から日常生活に支障をきたす場合や味覚障害などが出ることもあります。続くと髪や肌のツヤが失われ、表面がデコボコしたり反り返るなど爪の変形も出てきます。貧血は、女性にとって気になる美容とも密接に関係しています。生活改善を行い、原因疾患を見つけるための受診をおすすめします。

取材協力 日本赤十字社和歌山医療センター血液内科部
ホームページ http://www2.kankyo.ne.jp/nisseki-w/

※次回は9月12日号掲載

コーナー

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. プレミア和歌山認定品の毬玉アクセサリーや天然石や真鍮のアクセサリー、ビーズ・スパンコール刺繍の…
  2. リビング和歌山2025年5月10日号「子どもができる“お片づけ術”」
     「片づけなさい!」と、今日は何度子どもに言いましたか? でも、ちょっと待って。子どもが片づけやす…
  3. リビング和歌山2025年4月26日号「景色やグルメ、レジャーをとことん楽しむ GWは紀美野町にお出かけ」
     山に囲まれ、自然豊かな景色が広がる紀美野町。最近は飲食店などが増え、人気のスポットになってます。…
  4. リビング和歌山2025年4月19日号「高品質ブランド由良にんにく」
     一度食べたらニンニクの印象が変わるという「生ニンニク」。とれたての新鮮な香りやじっくり加熱すれば…
  5. リビング和歌山2025年4月12日号「地域を変える! サテライトやシェアオフィスからビジネス創出へ」
    多様な働き方が求められる現在、本来のオフィスとは離れた場所で仕事ができる「サテライトオフィス」など…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/5/8

    2025年5月10日号
  2. 2025/4/24

    2025年4月26日号
  3. 2025/4/17

    2025年4月19日号
  4. 2025/4/10

    2025年4月12日号
  5. 2025/4/3

    2025年4月5日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る