春ドラマ、強烈タイトル
勢ぞろいの理由とは?

テレビのツムジ


春ドラマ、強烈タイトル
勢ぞろいの理由とは?

 ついに始まった2025年の春ドラマ。今回もやたらと意味深なタイトルが多い。「あなたを奪ったその日から」(KTV)、「夫よ、死んでくれないか」(WTV)、「子宮恋愛」(YTV)など、他にも強烈なのが勢ぞろいしている。どれもタイトルにインパクトを持たせ、視聴動機へつなげようとしているからだ。だが、最も重要なのは、そこではない。タイトルはあくまでもトビラで、ポイントは1話のつかみだ。そこが弱けりゃ、すぐに他へ流れてしまう。これはドラマに限ったことではない。新作漫画もそうだし、新曲もキャッチーなメロディーを最初に持ってくる傾向がある。

今や短い動画コンテンツが主流で、すぐに客の興味を引くことが求められているのだ。悲しいかな昭和の名曲のような長いイントロや前置きは、令和にはミスマッチといったところ。とはいえ、そこから2話、3話と見続けてもらうためには、1話の最後もポイントだ。特に、視聴者が最も離れやすいのは1話から2話にかけてだというデータもある。果たして、それぞれの1話が飛び立てるのか。親鳥のように見守りたい。

テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける

コーナー

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年11月29日号「新たな視点で魅力を発掘し、情報を発信 岩出市地域おこし協力隊着任」
     JR岩出駅前に観光案内所の整備を進めている岩出市。市が初めて募集した地域おこし協力隊も着任し、“…
  2. リビング和歌山2025年11月22日号「昨年よりさらに進化!冬の街を彩る130万の光 KEYAKI Light Parade」
     今年も、けやき大通りがキラキラとした光と笑顔に包まれる季節がやってきます。今年で3年目となる冬の…
  3. リビング和歌山2025年11月15日号「和歌山県の手仕事を訪ねて丈夫で温かみのある風合い手すき和紙の伝統をつなぐ」
     書や工芸、日用品など、暮らしの中で、広く親しまれてきた「和紙」。植物・コウゾと、その繊維を均一に…
  4. リビング和歌山2025年11月8日号「「もしもノート」を活用して 始めてみよう“人生会議”」
     11月30日は、「人生会議の日」。厚生労働省により定められたものですが、“人生会議”って何? 今…
  5. リビング和歌山2025年11月1日号「深まる秋 お出かけも夜長も カフェでわたし時間」
     ぐっと気温が下がり、秋が一気に深まりました。山々が色づき始め、そろそろ届く紅葉の便りにお出かけ気…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/11/27

    2025年11月29日号
  2. 2025/11/20

    2025年11月22日号
  3. 2025/11/13

    2025年11月15日号
  4. 2025/11/6

    2025年11月8日号
  5. 2025/10/30

    2025年11月1日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る