海南市初の道の駅、出会いと交流が生まれる場所に
「海南サクアス」誕生
- 2023/9/14
- フロント特集
9月2日、海南市下津町小南に、和歌山県で36番目、同市では初めてとなる道の駅が誕生しました。地域からの注目も高く、さっそくたくさんの人でにぎわっています。その魅力を伝えます。
道の駅「海南サクアス」

工事中の有田海南道路がすぐ近くに
| 駐車場 | 152台 普通車127台、大型車20台、EV急速充電用1台、身体障がい者用4台 |
|---|---|
| トイレ | 24時間利用可能 女性用17、男性用11、バリアフリー2、子ども用トイレ・ベビールームあり |
| 防災機能 | 発動発電装置2基、防災トイレ5基、毛布、飲料水などの防災備蓄品 |
災害時には防災拠点にもなる
女性と子どもに優しい道の駅
9月2日、海南市初の道の駅が同市下津町小南の国道42号沿いに開駅しました。その名は「海南サクアス」。魚の「サ」、果物の「ク」、遊びの「ア」、人が集まる巣「ス」の造語。さまざまな魚介が水揚げされ、ミカンやビワなどの果物が豊富に収穫される海南市を表し、「咲く明日」の意味も込めます。全国で飲食業を手掛ける「ダイナックパートナーズ」(本社=東京都、サントリーホールディングスグループ会社)が指定管理者となり運営します。
海南サクアスは、現在建設が進む「有田海南道路」にも直結する立地で、敷地面積は約1・5ヘクタール。普通車、大型車など合計152台を収容する大規模駐車場に24時間利用できるトイレ、道路情報などを発信する「情報提供施設」、特産品を販売する「物産交流館」、芝生広場があります。トイレの数は、女性用が17と男性用よりも多く、授乳やおむつ替えに使えるベビールーム、「こどものえき」としてキッズコーナーもあり、女性や子ども連れでも気軽に立ち寄れる道の駅を目指しています。さらに、防災機能を備えているのも大きな特徴です。72時間発電可能な非常用発電装置が2基、防災トイレ、大型備蓄倉庫などを備え、災害時には地域の救助活動拠点として活用されます。
海南サクアスの核となるのが、物販や食事を提供する「物産交流館」。地域の注目も高く、開駅当日は入場者が列をなし、買い物や食事を楽しんでいました。「人と人が出会い、つながって、交流が生まれる場所にしたい」と意気込む、海南サクアス店長の今西陽介さん。次項では、物産交流館の詳細を紹介します。
海南市の特産を味わい尽くそう
産直マルシェ

魚盛水産

SHIMOTSU FRUITS

笑顔が集まる場所に

ガラス張りで明るい「イートインスペース」。食事をするだけでなく、地域の人たちが集まる憩いの場に

海南市PRキャラクター
「海(かい)ニャン」
| 施設名 | 道の駅 海南サクアス |
|---|---|
| 電話番号 | 073(492)1093 |
| 住所 | 海南市下津町小南51-1 |
| 営業時間 | 午前9時〜午後5時 ※駐車場は24時間 |
| 定休日 | 年中無休(年末年始を除く) |
| HP | https://sakuas.com/ |
| @kainan_sakuas |


代表的なミカンをはじめ、地元で収穫されたばかりの果物や野菜、牛乳に卵などの特産品が並ぶマーケットです。四季折々の果物は種類が豊富で、今の季節なら、極早生(ごくわせ)ミカンやブドウ、イチジクなどが生産者から届きます。中野BCや名手酒造の地酒、海南市の伝統工芸品である紀州漆器、また、棕櫚(しゅろ)製品、5本指ソックスなど、「メード・イン・海南」の品々が一堂に。地域の加工食品やお土産品もそろっています。
戸坂をはじめ、冷水、大崎、塩津、下津の海南市内にある5つの漁港を中心に、県内で水揚げされたばかりの新鮮魚介が並びます。鮮魚は調理してもらうこともでき、すしや干物もあり、竹串で魚一匹を刺して丸ごと焼いた「浜焼き」は豪快!



















