「糖尿病は食事で克服を目指しましょう!」

「野菊の会」専務理事の清水正興さん

「野菊の会」専務理事の清水正興さん

末期2型糖尿病患者が自らの闘病体験を発信

「糖尿病は食事で克服を目指しましょう!」

糖尿病、あきらめていませんか? 末期の2型糖尿病と診断された和歌山市在住の清水正興さん(57歳)は、生体腎移植した後、糖質制限食だけで健康的な生活を送っています。その体験談を伺いました。

宴会でも気にせず お酒を飲んでいます

宴会でも気にせず
お酒を飲んでいます

炭水化物を控えた
食事に気を配ることが第一

清水正興さんは、平成22年から人工透析を続けてきましたが、平成26年8月に宇和島徳洲会病院に入院、生体腎移植の手術を受けました。

「腎移植といっても結果、尿が出るようになり、透析から解放されるだけなんですよ」と清水さん。そこで、徹底した糖質制限食を実践することを決意。糖尿病に対する治療の必要性はなくなり、もちろんインシュリン注射も行っていません。

「糖尿病や高血圧、高脂血症、心臓や脳の血管障害には、中性脂肪が深く関わっていて、糖質制限食で、発症のリスクが格段に下がる可能性があるのではないかと思います。私は糖尿病に関するいろんな体験をしてきました。投薬やインシュリン注射は受けず、食事に気をつけ、健康的な毎日を送っています」と笑顔で話します。

宴会のシーズンも、ビールや焼酎を楽しみ、こってりとおいしい中華料理を堪能。食前の血糖値102ミリグラムが、食後に測定しても127ミリグラムに収まっていたそうです。

宴会後の血糖値は127mg。顔は若干赤いですが…

宴会後の血糖値は127mg。顔は若干赤いですが…

「サバの塩焼き定食」も気兼ねなく。ただし炭水化物は控えているので、ごはんや麺類は口にしないと言います

「サバの塩焼き定食」も気兼ねなく。ただし炭水化物は控えているので、ごはんや麺類は口にしないと言います

多くの人を元気に!
和歌山市内各地で講演

和歌山市在住の主婦・梅木智子さんは清水さんの糖質制限食の話を聞き、さっそく家族で実践。自身の体重が10キログラム減少しただけでなく、中学生の長男の性格が穏やかになったとか。

梅木さんは「最近の子どもたちがキレる原因のひとつに、糖分の取りすぎが指摘されています。ダイエットや子育てに悩んでいる女性には、糖質制限食がおすすめ」と提案します。

身寄りのない高齢者などを支援する「野菊の会」(和歌山市中之島)の設立を主宰し、専務理事として活躍する清水さん。和歌山市教育委員会から後援を得て、清水さんが体験談を講演し、成人病の予防にもつながる食事法を一緒に学ぶ「和歌山市民健やかプロジェクト」(2月2日〜)を展開します。

また、1月31日(土)にリビングカルチャー倶楽部フォルテ教室で「大人フォーラム〜糖尿病体験談を語る〜」を開催。参加申し込みなど詳細は下記を。

清水さんの数値。毎日晩酌をしながらでも、平均血糖値は107(平成26年12月21日現在・2週間平均値)

清水さんの数値。毎日晩酌をしながらでも、平均血糖値は107(平成26年12月21日現在・2週間平均値)

大人フォーラム ~糖尿病体験談を語る~

開催日 1月31日(土)
時間 午前の部=午前10時半~正午、午後の部=午後2時~3時半
場所 リビングカルチャー倶楽部フォルテ教室(和歌山市本町2-1 フォルテワジマ4階)
参加費 無料
定員 各部30人
講 演 者 清水正興
申し込み 電話で下記まで申し込みを。参加希望の部(午前もしくは午後)と、参加人数をお申し出ください ☎073(428)0281(月~金曜午前10時~午後6時)

※ 申し込み受け付けは1月21日(水)まで(1月12日の祝日を除く)。先着順ではありません。応募多数の場合は抽選を行い、26日(月)までに当選者のみ連絡します

※清水さんの個人の体験談です。すべての人に当てはまるものではありません




大人リビング

 

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