トイレが近い… 人には言えない悩み

20151205sos
寒くなるにつれトイレに行く回数が増えたり、くしゃみをすると…。なかなか聞きづらいトイレの悩みについて、専門医に教えてもらいました。

Q 冬にトイレの回数が増えるのは?

A 寒さや冷えの影響で尿意を感じる神経が過敏になると考えられます。また、40代以上の8人に1人に「頻尿」の症状がみられます。「ぼうこう炎」「がん」「結石」などの病気が隠れていることもあります。

Q 予防や対策は?

A 冷えないようにおなかを温めること。また、コーヒーやアルコールなど利尿作用の高い水分の取り方を見直すことや、夕方に体がむくむ人は、散歩や足のマッサージなどで体内の水分を就寝までに排せつするように工夫することも大切です。

Q くしゃみなどで、思いがけず出てしまう時があるのですが…。

A 60代以上の半数以上の女性に「尿もれ」があるといわれています。若くても出産経験があったり、肥満の人は膀胱や尿道を支える骨盤底筋が緩みやすく、尿もれになりやすいです。

Q 日々の生活で改善する方法はありますか。

A 骨盤底筋体操として、肛門にギュッと力を入れて数秒保つ動作を1日数回ずつ継続して行うと、予防になります。筋力がついてきたら漏れも少なくなってきます。骨盤底筋は日常生活やウォーキングなどの運動では使われないので、意識してコツコツ続けることが重要です。これらの症状で、数カ月、数年悩んでいる人もいるようですが、気になるようであれば、恥ずかしがらずに早めに専門医に相談することをおすすめします。

取材協力 日本赤十字社和歌山医療センター第一泌尿器科部
ホームページ http://www2.kankyo.ne.jp/nisseki-w/

※次回は1月9日号掲載

コーナー

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年4月26日号「景色やグルメ、レジャーをとことん楽しむ GWは紀美野町にお出かけ」
     山に囲まれ、自然豊かな景色が広がる紀美野町。最近は飲食店などが増え、人気のスポットになってます。…
  2. プレミア和歌山認定品の毬玉アクセサリーや天然石や真鍮のアクセサリー、ビーズ・スパンコール刺繍の…
  3. リビング和歌山2025年4月19日号「高品質ブランド由良にんにく」
     一度食べたらニンニクの印象が変わるという「生ニンニク」。とれたての新鮮な香りやじっくり加熱すれば…
  4. リビング和歌山2025年4月12日号「地域を変える! サテライトやシェアオフィスからビジネス創出へ」
    多様な働き方が求められる現在、本来のオフィスとは離れた場所で仕事ができる「サテライトオフィス」など…
  5. リビング和歌山2025年4月5日号「関西パビリオン・和歌山ゾーンの魅力に迫る いよいよ開幕、万博へ!」
     開幕に向け、注目が高まる“大阪・関西万博”。会場に足を運んでみないと分からない楽しさやワクワクが…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/4/24

    2025年4月26日号
  2. 2025/4/17

    2025年4月19日号
  3. 2025/4/10

    2025年4月12日号
  4. 2025/4/3

    2025年4月5日号
  5. 2025/3/27

    2025年3月29日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る