世帯主は43.8%が60代 目的は住宅や設備の改善・変更

データで見る住まいづくり【リフォーム編】

世帯主は43.8%が60代
目的は住宅や設備の改善・変更

「老後に備えバリアフリーに」「老朽化が進み、耐震に不安があるから」など、住宅リフォームに対する考え方は家庭によって異なりますが、動機や資金について、〝他人の事情〞も気になるところ。前号に続き、国土交通省の「平成25年度住宅市場動向調査」の結果をもとに、リフォームの実態について紹介します。

まず、リフォームをした世帯主の平均年齢は56・5歳。40代が20.8%、50代が26.0%、60代が43.8%。注文住宅の一次取得者(初めて住宅を取得した世帯)は、30代が55.0%であることから、子どもが独立し、住宅ローンも完済した所帯がリフォームを意図するようですね。

また、動機や内容(左表参照)を見ると、日本の住宅の平均寿命が30年といわれる理由が見えてきます。暮らしの変化に合わせて住空間を快適にというのではなく、住み慣れた住居に何らかの不具合が発生して修繕する人が多いようです。

一方、リフォーム資金は平均213万円、そのうち自己資金は同182万円、借入金は同30万円と、ほぼ自己資金でまかなっています。

最近は、新築するよりコストをかけずに自由な空間を作れると中古住宅を購入して、「リノベーション」する若い夫婦や、山あいの古民家を再生して暮らす老夫婦が増えてきています。欧米では、建物の手入れをしながら、幾世代にもわたって長く住むのが当たり前です。日本でも、そういった考えが広がりつつあり、今後のリフォーム市場はまだまだ拡大すると予測されています。

リフォームに関するデータ

20141213-housing01

【リフォームの動機】
①住宅が傷んだり、汚れたりしていた 47.1%
②台所・浴室・給湯器などの設備が不十分だった 28.0%
③家を長持ちさせるため 23.6%

【リフォームの内容】
①住宅内の設備の改善・変更 46.8%
②内装の模様替えなど 41.6%
③住宅外の改善・変更 34.4%

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【世帯】
世帯主平均年齢56.5歳
平均居住人数3.1人
平均世帯年収634万円

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【資金】
リフォーム資金 平均213万円
自己資金 平均182万円
借入金 平均 30万円
自己資金比率 85.7%

※出典:国土交通省「平成25年度住宅市場動向調査」

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