中古物件を理想の住まいに
初めてのリフォームと
リノベーション
- 2026/10/2
- 暮らそら
購入費と改修費の一体型ローンも

新しく生まれ変わったリノベーション例。物件探しから売買の手続き、リノベ・リフォーム設計と施工、ローン設定までワンストップで請け負う業者も(写真提供=スミカ)
住宅価格の高騰が続く中、マイホーム選びは住む人の暮らし方に合わせた多様な選択へと広がっています。和歌山県内で約1300件の中古物件を扱う「スミカ」(本店=和歌山市岩橋)の営業を担当し、宅地建物取引士の資格を持つ渡邉凌平さんに、中古住宅を購入するメリットと注意点を聞きました。
国土交通省の「住生活総合調査」(2025年公表)によると、住み替えを検討する人のうち、中古住宅を希望する賃貸世帯の割合は、13年の14%から23年には23・6%に増えています。
「弊社でも中古物件に関する問い合わせはここ数年で増加。また、購入した人の約8割がリフォームやリノベーションを検討されます」と、渡邉さんは説明します。「手ごろな価格の物件を購入し、好みやライフスタイルに合わせて改修や修繕をする方が、『コストパフォーマンスが高い』と感じる人が多く、中古住宅の抵抗感は減ってきているようです」とも。
新築用の土地より中古住宅の物件数の方が圧倒的に多いため、希望するエリアで新居を見つけやすい点も魅力。「子育て世代なら子どもの校区を重視し、シニア層は交通の便がよく、商業・医療施設がコンパクトにまとまった地域を望まれます」
注意点として、現況有姿(げんきょうゆうし・現状のままの引き渡し)で取引する場合は、築年数相応のリフォームが必要になることも。「インスペクション(住宅診断)を行えば、必要な修繕箇所を事前に把握でき、その費用を住宅ローンに組み込むことも可能です」
返済面では、物件の購入費と修繕・改修費をまとめて借りられる一体型ローンを利用することで、月々の負担を抑えられます。「また、26年度の税制改正で住宅ローン控除の適用期間が新築同様に最長13年に延長。さらに、省エネ仕様に改修するなら、国の『みらいエコ住宅2026事業』を活用でき、最大100万円の補助が受けられます」と渡邉さん。
空き家対策が課題となっている和歌山。「〝中古+リフォーム・リノベ〟という住み方は、和歌山の暮らしに寄り添う住宅の選択肢になりそうです」と、渡邉さんは最後に話していました。










