形成外科診療ナビvol.2
形成外科と顔

顔には、生きていくのに重要な感覚器である目、耳、鼻、口が集まっています。見る、聞く、呼吸する、食べる、会話するなど、生活をする上で、非常に重要な役割を果たします。

また、「顔色をうかがう」という慣用句があるように、顔の皮膚・筋肉が作り出す表情は、心の状態を細かく描出し、他人から見た印象を大きく左右します。しかし、生まれつきの病気や、けが、悪性腫瘍などが原因で、顔の一部が変形・欠損したり、大きな傷を残したり、正常な働きをしなくなったりする場合があります。それに伴い、自信を失ったり、生活しづらくなったり、人の目が気になって外に出ることがおっくうになることもあるかもしれません。

形成外科医は、顔の治療を得意としています。その一例を左上にまとめました。けがをしたんだから…、手術をしたんだから…、もって生まれたものだから…仕方ないと諦められていた方も多いかもしれません。

しかし、われわれはさまざまな技術を駆使して、これらで悩んでいる患者さんが一歩前に進むお手伝いができればと考えています。

お気軽に相談してください。
(和歌山県立医科大学附属病院形成外科 教授・朝村真一)

●生まれつき唇が割れている、鼻が大きく曲がっている、耳が小さい
●昔、顔を骨折した後の、頬のへこみが残っている。目がくぼんでいる。鼻が曲がっている
●かみ合わせが合わず、顎が出ている、またはへこんでいる
●けがした後、または手術した後の傷跡が目立つ
●顔面の神経が麻痺(まひ)し、左右差が残っている
●瞼(まぶた)が下がって見えにくい
●顔に、目立つできものがある

みんなの健康

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年11月8日号「「もしもノート」を活用して 始めてみよう“人生会議”」
     11月30日は、「人生会議の日」。厚生労働省により定められたものですが、“人生会議”って何? 今…
  2. リビング和歌山2025年11月1日号「深まる秋 お出かけも夜長も カフェでわたし時間」
     ぐっと気温が下がり、秋が一気に深まりました。山々が色づき始め、そろそろ届く紅葉の便りにお出かけ気…
  3. リビング和歌山2025年10月25日号「話題を呼ぶNew Spot 県内初! 「ハンズ」オープン」
     10月15日、近鉄百貨店和歌山店に和歌山県初の「ハンズ」がオープン。さっそく話題を集めています。…
  4. リビング和歌山2025年10月18日号「ワークスタイル -これからの“働く”を考える- 今日も社会を動かす場所で」
     近年、警備の仕事で女性の活躍が目立つようになり、女性警備員が全体の7・3%を占めるまでに増えてい…
  5. リビング和歌山2025年10月11日号「勝手にリビングノーベル食文化賞」
     各分野で人類に対して多大な貢献をした人物に贈られる「ノーベル賞」。食欲の秋を迎えた今週は、食の道…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/11/6

    2025年11月8日号
  2. 2025/10/30

    2025年11月1日号
  3. 2025/10/23

    2025年10月25日号
  4. 2025/10/16

    2025年10月18日号
  5. 2025/10/9

    2025年10月11日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る