最新機種手術支援ロボット関西初の2台体制

和歌山県立医科大学「ダヴィンチXi」を導入

山上病院長(教授・右)と原教授

山上病院長(教授・右)と原教授

和歌山県立医科大学は、高度先進医療の推進と、がん治療の充実をめざして、2012年に手術支援ロボット「ダヴィンチS」を導入。このたび、およそ3億円をかけて最新機種の「ダヴィンチXi」に入れ替え、同時に「ダヴィンチSi」を増設しました。2台体制は関西の病院では初めて、西日本では広島大学に次いで2番目です。

手術支援ロボット「ダヴィンチ」は、医師がハイビジョン3D画像で映し出される患部をみながらロボットアームを遠隔操作で動かす、ハイテク技術を駆使した画期的な手術法です。現在同大学では、保険適用となっている前立腺全摘除術や腎(じん)部分切除術においては、そのほとんどがダヴィンチによるもので、年間120件ペースで行っています。

 
ダヴィンチXi

機能が向上した新機種「ダヴィンチXi」について解説する原教授。今後のダヴィンチの活躍が期待されます

 
スリム化されたアーム部分

スリム化されたアーム部分

「最新のダヴィンチXiは、従来のものと比べてアームが天吊式になっているため、ロールインが360度可能で、アームもスリム化され、関節がひとつ増えているため可動域が広がりました。また、カメラ部分も軽量化され、操作性も向上。さらにフォーカスフリーで術中のピント調整が不要で、鮮明な画像を確認しながら手術を行うことができます」と同大・泌尿器科・原勲教授が解説。

同大病院長で消化器外科の山上裕機教授は、「今回のダヴィンチXiの入れ替えとSiを含めた2台体制により、手術を待つ患者さんの待機期間の短縮を図ります。来春新たに保険適用される見通しの胃がん手術や、海外で手術症例が増えている子宮頸(けい)がんの手術などにおいても、患者さんへの負担が軽減されるロボット支援手術を拡げていきたい」と、展望を語りました。

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