梅雨のロケ
敵は天気だけじゃなかった
この前、久しぶりにロケへ帯同した。しかし、当日はかなりの大雨で、雨具を装備するも全身びしょぬれに。やはり梅雨ロケは甘くなかった。でも、ぬれるぐらいはまだマシなほど、ロケには面倒な大雨における“裏の法則”がある。
まず、許可申請。梅雨の時期は晴れ・雨パターン想定の“2案申請”が暗黙のルール。しかも中止を考慮し、タレントスケジュールやお店なども予備日を押さえるのが鉄則だ。さらに現場では、映えより屋根最優先。多少画が変になっても、絶対に屋根付きだ。もちろん台本も雨用、晴れ用と2種類考えなければならない。また、音声スタッフにとっても雨は大敵。傘に当たる雨音がやたら目立ち、リポーターの声が埋もれる。ロケ弁も湿気でふにゃふにゃに。実はこの時期だけ「冷めてもマシなロケ弁リスト」が存在するのは、知る人ぞ知る話だ。結局、梅雨のロケは「天気」だけでなく、「申請」「屋根」「音」「弁当」と、敵が山ほど待ち構えている。
ここに来て、ようやく気づいた。梅雨ロケの必須アイテムはカッパじゃない。誰かへの謝罪用お菓子と自分用の胃薬だ。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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