築年数が古いほど耐震工事費が必要 平均工事費は163万9100円

補助制度や支援制度を上手に活用を

いつ起こるか予測できない地震。住宅には、自然災害から家族の命を守る機能が求められます。国は2020年までに耐震化率を95%とする目標を掲げ、税制を設けたり、自治体においても新耐震基準を満たさない建築物について、耐震診断や改修を支援したり、対策が進められています。
日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(木耐協)が、1950年~2000年5月までに着工された2階建て以下の木造在来工法の住宅を対象に行った耐震診断結果によると、木耐協が把握している2万6317棟のうち、90%超の住宅が現行の耐震性を満たしていないことが判明。今年8月、耐震診断実施後のアンケート結果「耐震診断結果調査データ」を発表しました(有効回答6444人)。
耐震補強工事を実施した人の割合は、平均で29・61%。住宅の耐震別では、「倒壊の可能性がある」「倒壊する可能性が高い」でそれぞれ約30%、「倒壊しない」「一応倒壊しない」と一定の安全性が確保されている住宅でも約10%〜20%が工事を行っていました。
耐震補強工事をした人の建築年代別の工事金額は、全体平均で163万9100円。年代別では1961年~65年が平均234万2300円と最も高く、築年数が浅くなるほど、工事費用が低くなる傾向が見られました(グラフ参照)。
工事の実施金額については、旧耐震基準(80年以前)と新耐震基準(81年以降)を含む全体平均が163万9081円。金額別では150万円未満は52%、150~250万円は28%、250万円以上は19%となっており、全体の過半数が150万円未満でした。
耐震診断や耐震工事について、県や各市町村でさまざまな補助や支援制度が設けられています。制度を知って、上手に活用しましょう。

ハウジング

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1.  「消費者トラブルは自分には関係ない」「だまされない」と思っていませんか。トラブルは身近に潜み、誰…
  2. プレミア和歌山認定品の毬玉アクセサリーや天然石や真鍮のアクセサリー、ビーズ・スパンコール刺繍の…
  3. リビング和歌山2025年5月10日号「子どもができる“お片づけ術”」
     「片づけなさい!」と、今日は何度子どもに言いましたか? でも、ちょっと待って。子どもが片づけやす…
  4. リビング和歌山2025年4月26日号「景色やグルメ、レジャーをとことん楽しむ GWは紀美野町にお出かけ」
     山に囲まれ、自然豊かな景色が広がる紀美野町。最近は飲食店などが増え、人気のスポットになってます。…
  5. リビング和歌山2025年4月19日号「高品質ブランド由良にんにく」
     一度食べたらニンニクの印象が変わるという「生ニンニク」。とれたての新鮮な香りやじっくり加熱すれば…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/5/15

    2025年5月17日号
  2. 2025/5/8

    2025年5月10日号
  3. 2025/4/24

    2025年4月26日号
  4. 2025/4/17

    2025年4月19日号
  5. 2025/4/10

    2025年4月12日号
一覧

アーカイブ一覧

S