築30年以上の一戸建て、修繕の実態 これまでに掛かった修繕費の平均総額は556万円

突然の修繕に慌てないよう備えが大切
これまでの日本の家は平均30年で壊され、建て替えることが多いといわれていましたが、近年は長期優良住宅として、政府の優遇措置にも長く住み続けるための施策が盛り込まれるようになってきています。いつまでも住み慣れた家で快適に暮らすには、定期的なメンテナンスが必要になってきます。

不動産情報の総合サイト「アットホーム」は昨年、新築一戸建て住宅購入後、30年以上住んでいる50代〜70代の495人を対象に「一戸建て修繕の実態」を調査しました。

対象者の平均築年数35.8年で、新築時からこれまでに自宅修繕に掛けた費用は平均総額556万円でした。築年数別に見ると、築30年〜34年で同495万円、築35年〜39年で同583万円と、建物や家庭事情などで差はあると推測されるものの、築年数が古いほど、修繕費が掛かっているのが分かります(表参照)。

修繕場所として最も多かったのが「外壁」、次いで「給湯器」、「トイレ」「風呂」。外壁について細かく見ると、修繕回数は1.8回、修繕費の合計平均は135万円でした。

自宅の修繕費を毎月積み立てていた経験のある人は49人で、全体のわずか9.9%だったのに対して、「自宅の修繕費は毎月積み立てるべき」と思っている人は53.5%と半数以上。〝積み立てておけばよかった〞と感じている人も少なくないと考えられます。

長く住み続ければ老朽化は避けられませんが、こまめなケアによって遅らせることは可能。突然の修繕に慌てないように、日頃からお手入れや修繕費の積み立てなどで備えておきましょう。
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