飛んで画にも入れない
テレビの虫、その理由は?

テレビのツムジ


飛んで画にも入れない
テレビの虫、その理由は?

 数年前の夏、とある会議で「オオクワガタを捕る企画」を出したことがある。夏だし、幻の昆虫だし、これは視聴者を引きつけるぞと意気揚々だったが、無残な結果に。一体なぜ…と思っていると、先輩作家が教えてくれた。虫を扱う企画は、深夜枠以外では鬼門だというのだ。つまり、女性視聴者層が多い時間帯では、虫が苦手だとチャンネルを替えられてしまう。それは、あの“G”を連想させるからだ。幻のオオクワガタだろうが、それは同じ。フォルムも色もそれっぽく、苦手な人が多いため、拒絶感が強いという。

先輩は、さらに「小学生男子が好きなものも避けた方が無難」とも教えてくれた。それらは、電車、ロボット・メカ系、おならなどの下品なネタ。確かに、電車やバスなどの特集をあまり見ないのも、その理由だったと今ならわかる。子どもが好む企画は、基本的に親がチャンネル権を持つ家庭では選ばれにくい。一緒に見る親の関心を引けなければ、そもそもテレビがつかないのだ。つまりは、飛んでも火にも入らない親の“無視”。これこそ、制作者にとって一番怖い存在だ。

テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける

コーナー

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2026 入賞作品発表

交通安全キャンペーン2026 入賞作品発表

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2026年3月28日号「和歌山市の市立中学校 新制服今春から着用スタート!」
     和歌山市では4月から、市立中学校で共通デザインの新制服が導入されます。長年親しまれてきたつめ襟の…
  2. リビング和歌山2026年3月21日号「あっ!見~つけた!! 地元農家のポツンと直売所」
     市街地から郊外へ車を走らせると、ふと現れる野菜の直売所。新鮮な農産物が無造作に並べられ、うれしい…
  3. リビング和歌山2026年3月14日号「和歌の浦の魅力を深める体験 和歌に親しむ「言の葉ふだ」」
     風光明媚(めいび)な和歌山市和歌の浦は、いにしえの歌人から“和歌の聖地”として愛されてきた場所で…
  4. リビング和歌山2026年3月7日号「和歌山県の手仕事を訪ねて 竹と土、受け継がれる技 国内唯一、黒竹の産業を守る」
    古くから暮らしの道具や建築の材料として生かされてきた黒竹と、土の壁を仕上げる左官の技。自然素材と向…
  5. リビング和歌山2026年2月28日号「和歌山一番星AWARD 認定商品決定!」
     県内で製造される優れた商品を厳選し、認定・推奨する制度「和歌山一番星アワード」が実施され、グラン…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2026/3/26

    2026年3月28日号
  2. 2026/3/19

    2026年3月21日号
  3. 2026/3/12

    2026年3月14日号
  4. 2026/3/5

    2026年3月7日号
  5. 2026/2/26

    2026年2月28日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る