「できるわ」「大丈夫よ」ポジティブな言葉でやる気に満ちた子に!

「無理よ」は禁句にしましょう

 語りかける言葉の数が、子どもの知能を決めるという話を聞いたことがある人は、多いのではないでしょうか。親がおしゃべりな家庭と、そうでない家庭とでは、1時間に話す言葉の数が1500語以上も違うというデータもあります。だから、子どもがおしゃべりできない小さなうちから、「たくさん語りかけなくっちゃ」とがんばるお母さんも多いことと思います。

 ところで、言葉の数が子どもの知能に影響を及ぼす一方で、その内容が子どもの情緒に大きな影響を与えることをご存じでしょうか。

 実は、ポジティブな言葉をかけられた子どもは、十分な自信が育って情緒が安定し、チャレンジ精神が旺盛な性格になることも分かっています。反対に、ネガティブな言葉をかけられた子どもは、自信を失い、消極的な性格になっていくのです。このネガティブな言葉が、なかなかの“くせ者”です。子どもの自信をくじいてしまう言葉の中には、お母さんがネガティブだとは思っていない言葉もたくさん含まれるのです。

 「小さいから無理よ」「難しいと思うわ」…。こうした失敗を防ごうとする言葉も、子どもにとっては能力を否定されたのと同じなのです。

 「自分にはできない、難しいんだ」と分かれば、何事も始める前から無理だと思い、チャレンジすらしないようになってしまうのです。

 「無理よ」は禁句にして、ポジティブな「できるわ」「大丈夫よ」という言葉をかけましょう。お母さんが信じてくれると思えることが、子どもにとって一番大きな自信のもとになります。

 「大丈夫よ」を口癖にして、子どもとお母さんが一緒にポジティブになりましょう。

著者むらたますみ
キッズコーチングシニアトレーナー
監修竹内エリカ
幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長

子育て・教育

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年11月8日号「「もしもノート」を活用して 始めてみよう“人生会議”」
     11月30日は、「人生会議の日」。厚生労働省により定められたものですが、“人生会議”って何? 今…
  2. リビング和歌山2025年11月1日号「深まる秋 お出かけも夜長も カフェでわたし時間」
     ぐっと気温が下がり、秋が一気に深まりました。山々が色づき始め、そろそろ届く紅葉の便りにお出かけ気…
  3. リビング和歌山2025年10月25日号「話題を呼ぶNew Spot 県内初! 「ハンズ」オープン」
     10月15日、近鉄百貨店和歌山店に和歌山県初の「ハンズ」がオープン。さっそく話題を集めています。…
  4. リビング和歌山2025年10月18日号「ワークスタイル -これからの“働く”を考える- 今日も社会を動かす場所で」
     近年、警備の仕事で女性の活躍が目立つようになり、女性警備員が全体の7・3%を占めるまでに増えてい…
  5. リビング和歌山2025年10月11日号「勝手にリビングノーベル食文化賞」
     各分野で人類に対して多大な貢献をした人物に贈られる「ノーベル賞」。食欲の秋を迎えた今週は、食の道…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/11/6

    2025年11月8日号
  2. 2025/10/30

    2025年11月1日号
  3. 2025/10/23

    2025年10月25日号
  4. 2025/10/16

    2025年10月18日号
  5. 2025/10/9

    2025年10月11日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る