和大生たちが地域をパトロール 子どもの安全を“ながら”で見守る 4月から活動をスタート。最寄り小学校の通学路などで

見守り活動はもちろん、地域交流も

しつこく付きまとわれたり、声をかけられたり、児童を巻き込んだ犯罪行為は、子どもを持つ親としては不安要素ですよね。事件の発生は、大人の目が届きにくい“下校中”が多いとされていて、自分の身を守る知識を教えることはもちろん、地域ぐるみで大人が見守ってあげることが大切。

現在、和歌山県警は地域のボランティアと協力しながら見守り活動を実施していますが、さらにこの4月から、和歌山大学の学生たちと取り組む「子供見守りプロジェクト」をスタート。プロジェクトに参加する23人の和大生が、それぞれの空き時間やクラブ活動の一環として、見守りパトロール専用のビブスを身に着け、最寄り小学校の通学路などをパトロールします。

「子どもたちを守るためには地域の目を増やし、見守りの空白を減らすことが重要。そのためには既存のボランティアに加え、幅広い世代の力が必要。今回、和歌山大学の学生たちが積極的に活動してくれることが、大変心強いです」と和歌山県警察本部・前生活安全部長の今津太志さん。

3月19日には、同大学でプロジェクトの発足式と感謝状贈呈式が行われ、県警から学生たちに感謝状とビブス20枚が贈呈されました。和歌山大学理事・永井邦彦さんは「日頃地域に支えられている本学が、恩返しできる機会をいただき、それに学生が“やりましょう!”と応えてくれたことを、大変うれしく思います。このビブスを身に着けた和大生がパトロールすることで、地域を守っているアピールができれば」と話します。

また、同プロジェクトメンバーの浦野立己さん(観光学部3回生)は、「自分自身が小学生の頃、地域の人に見守られながら登下校してきたので、今度は自分の番だと感じ、参加を決めました。“子どもたちを見守る”という本来の役割はもちろん、目線を合わせながらあいさつをしたり、フレンドリーに関わり合えたら」と意気込み十分。
新学期から活動を開始、子どもたちの安全と明るい地域づくりに、若い力で貢献します。

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