詐欺に騙される前にまず確認 あれ?と思ったら、専用ダイヤルへ

和歌山県警が24時間体制で電話を受け付け

対面することなく電話やはがき、メールで誘導し、金銭を騙し取る「特殊詐欺」。覚えのないサイトやアプリの使用料が請求されたり、役所の職員だと偽り、金銭やキャッシュカードを要求されたり…。思わずだまされそうになって、ヒヤッとしたことはありませんか。

どんどん手口が巧妙化する特殊詐欺の被害を減らすため、和歌山県警察は、3月に専用フリーダイヤル「ちょっと確認電話」を開設し、電話を受け付けています。

県内で認知された昨年の特殊詐欺被害は32件で、被害額は約1億5784万円にも上ります。被害原因の多くは、問題を一人で抱え込んでしまって詐欺だと気付けないことだそう。

和歌山県警察本部生活安全部生活安全企画課・犯罪抑止総合対策室長・佐竹伸一さんは、「被害防止のため、相談の推奨や啓発活動に力を入れていますが、110番することにハードルを高く感じる人がいることも現実。そこで、“もっと気軽に確認できる場を”という思いから専用フリーダイヤルを開設しました」と話します。

被害者のほとんどは、65歳以上の高齢者。その多くは、家族と離れて暮らしていたり、相談できる人が周りにいないケース。同室・橋本敦彦さんは、「あれ?と感じたときには抱え込まないことが詐欺を未然に防ぐために最も重要。

警察に確認するほどじゃないと決めつけず、どんなに小さな事でも、気軽に電話してください」と呼びかけます。

年中無休・24時間体制で受け付け。日中は警察職員や警察OBの専任アドバイザーが、夜間・休日は当直員が対応。

専用フリーダイヤル0120(508)878

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