落葉低木のアジサイ 花芽をつける前にせん定を

お気に入りの樹木を見つけよう①

落葉低木のアジサイ
花芽をつける前にせん定を

酸性土壌の日本では青色に育つ傾向

ドライフラワーとして人気の「秋色あじさい」

ドライフラワーとして人気の「秋色あじさい」


季節ごとにお届けしてきた、初心者でも失敗しにくい「収穫が楽しみな庭づくり」。今年度は、「お気に入りの樹木を見つけよう」をテーマに、四季折々花を咲かせる木、紅葉が美しい木、葉の形を楽しむ木など、自宅の庭で手軽に育てられる庭木・低木を紹介します。

解説してくれるのは引き続き、庭づくりと園芸の専門店「ガーデナーズジャパン」(海南市南赤坂)の中野誠介店長です。

セイヨウアジサイの一種

セイヨウアジサイの一種


今回、取り上げるのはアジサイ。「近年、アジサイの鉢植えが、母の日のギフトとして人気を集めています。梅雨時に花を咲かせ、そろそろ色が変わってくるころ。大きさを保ち、次のシーズンも美しい花を楽しみたいなら、7月中旬までにせん定しましょう」と中野店長。

アジサイは、7~8月にかけて新しい花芽をつけます。「花芽をつける前に、大きい株のものなら30センチほど、小さい株なら花の付いている枝の半分くらいの位置でカットしてください。よく、『うちのアジサイ、株は枯れていないのに花が咲かないんです』と相談に来られますが、それは、新しい花芽を切り落としてしまっているから。その場合は、今年はせん定せず、置いておくと来年花をつけます」と言います。

ヤマアジサイの一種

ヤマアジサイの一種


アジサイは大きく分けて、日本が原種のヤマアジサイと、欧州で品種改良されたセイヨウアジサイに分類されます。ヤマアジサイは日陰、セイヨウアジサイは日なたを好み、現在、日本でもセイヨウアジサイの方が多く栽培されています。ちなみにここ最近、フラワーアレンジメントやブライダル業界で注目されている「秋色あじさい」も、花の色が変化し、秋まで長く楽しめるセイヨウアジサイです。

ところで、お宅のアジサイは何色?日本の土壌は酸性のため、青や紫色に育ちやすく、「アルカリ肥料をあげると、来年はピンクの花を咲かせるかもしれません」と。

ハウジング

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年10月18日号「ワークスタイル -これからの“働く”を考える- 今日も社会を動かす場所で」
     近年、警備の仕事で女性の活躍が目立つようになり、女性警備員が全体の7・3%を占めるまでに増えてい…
  2. リビング和歌山2025年10月11日号「勝手にリビングノーベル食文化賞」
     各分野で人類に対して多大な貢献をした人物に贈られる「ノーベル賞」。食欲の秋を迎えた今週は、食の道…
  3. リビング和歌山2025年10月4日号「伊太祈曽駅から四季の郷公園まで運行中 トゥクトゥクに乗ってお出かけ」
     ようやく暑さも和らぎ、出かけやすい季節になりました。伊太祈曽駅から四季の郷公園の間を“トゥクトゥ…
  4. リビング和歌山2025年9月27日号「“無理をしない”を合言葉に 仕事も家庭も全力投球」
     9月25日は「主婦休みの日」。家事や仕事に頑張る皆さんに“自分をねぎらってほしい”という思いから…
  5. リビング和歌山2025年9月20日号「あなたのアイドルを探せ!! 【推し活】アニマル総選挙!」
     ジャイアントパンダの帰国から3カ月。新たな“推し”を探すべく「アニマル総選挙!」を開催します。ア…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/10/16

    2025年10月18日号
  2. 2025/10/9

    2025年10月11日号
  3. 2025/10/2

    2025年10月4日号
  4. 2025/9/25

    2025年9月27日号
  5. 2025/9/18

    2025年9月20日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る