家族がもっと近くなる
「親子」の絆を育む
住まいの間取り

一緒の時間を共有空間で過ごす

リビング階段があると子どもの出入りに気付きやすく、「いってらっしゃい」「おかえり」と声がけする機会も増えます

 LIXIL(リクシル)住宅研究所(本社=東京都品川区)は5月、住まいにおける幸福や心身の健康に関する調査結果を公表。「幸せをもたらしてくれる家の条件」として、「子育てがしやすい」「間取り」が上位2位にランクインしています。これからマイホームを建てる子育て世代にとって、気になる結果ですよね。

家族時間が充実する注文住宅に定評のある「ルーミン」(和歌山市川辺、「エコ・トップ」運営)の代表兼住宅アドバイザー・上田勝貴さんに、親子の絆を育む家づくりについて聞きました。

「意識しなくても自然にコミュニケーションを取れる住まいが理想ですよね」と上田さん。それを実現するためのキーワードは、「家族が顔を合わせやすい動線」「仕切りの少ないオープンスペース」「リビングを起点とした間取り」だと話します。「例えば、廊下を設けずに玄関から直接リビングへつなげたり、2階へ上がる階段をリビングに配置したり(写真左上)。リビングと子ども部屋を隣接させるのもいいですね」と。

子ども部屋はあえて小さくし、子どもが家族の共有空間で過ごす時間を増やすという考え方もあります。「リビングに学習スペースをつくれば、親も家事をしながら見守れます」。子ども部屋を小さくした分、フリースペース(写真右上)を設ければ、親子で趣味を楽しむこともできます。一方で、家族一人一人のプライバシーが減るというデメリットも。「対策として、部屋の壁を天井までふさがないことで、プライバシーを保ちながらも、気配は感じられる造りにもできますよ」と上田さん。

施工会社との打ち合わせでは、「家庭でどれくらいの距離感で子どもと関わりたいかも伝えて」と、アドバイス。「自分が子どもだったころの家での過ごし方や親との関わり合いを思い返し、わが子とはどんな関係を築きたいのかを考えると、親子の絆がより深まる家づくりが見えやすくなります」と話していました。

親子で趣味を楽しんだり、子どもの勉強を見守ったりするフリースペース


暮らそら

 

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