福島小学校4年1組が製作&打ち上げにチャレンジ 自作の水ロケット40発に大歓声

「ペットボトルのリサイクルに」社会科授業で児童が提案
桐蔭中科学部が出前授業でサポート

福島小学校4年1組が製作&打ち上げにチャレンジ 自作の水ロケット40発に大歓声 水しぶきを上げながら、夏の青空に向かって飛び出す水ロケットー。
和歌山市立福島小学校(校長=辻本真吾、和歌山市福島)の4年1組が、和歌山県立桐蔭中学校(和歌山市吹上)科学部の協力を得て、6月に水ロケットの製作と打ち上げを行いました。

きっかけは社会科授業でごみの処理や再利用を学習する際、ペットボトルのリサイクルの一案として、水ロケット作りを児童が提案。担任の阪田洋子教諭が桐蔭中学校の科学部顧問、藤木郁久教諭に依頼し、出前授業が実現しました。

授業は水ロケット製作と打ち上げの2回に分けて実施。製作では、藤木教諭が水ロケットの理論や作り方を説明しました。児童たちがロケットの先端に当たるノーズコーンや、羽の部分の取り付けなどに掛かる一方、「さらに飛距離が出るように」と、科学部員21人も参加し、マンツーマンでサポート。部長の飛田喜紀くんは、「小学生でも分かりやすいように、難しい専門用語を使わずに手助けするなど心掛けました」と話しました。打ち上げは校庭で。児童たちはロケットに水を入れ、ランチャー(発射台)に設置。空気を注入して、合図とともに発射レバーを押すと、水しぶきを上げながらロケットが飛び出し、クラス中から大きな歓声が沸き上がりました。

児童の一人、池田壮佑くんは、「発射するとき、水がワッと出て迫力があって面白かった。ロケットが真っすぐに飛んでよかった」と、笑顔で感想を述べました。打ち上げは全員が2回ずつ行い、72メートルもの飛距離を記録したロケットも。

阪田教諭は、「中学生とコミュニケーションを取りながら、工夫して製作に取り組めたこと、また、自分の作品を発射する実体験は、児童にとっていい経験になったのでは」と話します。

子育て・教育

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年11月15日号「和歌山県の手仕事を訪ねて丈夫で温かみのある風合い手すき和紙の伝統をつなぐ」
     書や工芸、日用品など、暮らしの中で、広く親しまれてきた「和紙」。植物・コウゾと、その繊維を均一に…
  2. リビング和歌山2025年11月8日号「「もしもノート」を活用して 始めてみよう“人生会議”」
     11月30日は、「人生会議の日」。厚生労働省により定められたものですが、“人生会議”って何? 今…
  3. リビング和歌山2025年11月1日号「深まる秋 お出かけも夜長も カフェでわたし時間」
     ぐっと気温が下がり、秋が一気に深まりました。山々が色づき始め、そろそろ届く紅葉の便りにお出かけ気…
  4. リビング和歌山2025年10月25日号「話題を呼ぶNew Spot 県内初! 「ハンズ」オープン」
     10月15日、近鉄百貨店和歌山店に和歌山県初の「ハンズ」がオープン。さっそく話題を集めています。…
  5. リビング和歌山2025年10月18日号「ワークスタイル -これからの“働く”を考える- 今日も社会を動かす場所で」
     近年、警備の仕事で女性の活躍が目立つようになり、女性警備員が全体の7・3%を占めるまでに増えてい…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/11/13

    2025年11月15日号
  2. 2025/11/6

    2025年11月8日号
  3. 2025/10/30

    2025年11月1日号
  4. 2025/10/23

    2025年10月25日号
  5. 2025/10/16

    2025年10月18日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る