南紀白浜空港の土産物店オープン
「和歌山の名品ミュージアム」
県が誇る名産品、工芸品約400点がずらり

こだわりのセレクトで県内外に発信

 南紀白浜空港(白浜町才野)のターミナル2階に、新たな土産物店「和歌山セレクト」が7月19日にオープンしました。 2023年に新設された国際線ターミナルの2階部分で営業していた店舗が撤退後、同空港のビル運営会社「南紀白浜エアポート」が、20〜30代の若手梅農家らで組織する「梅ボーイズ」に運営を委託。今年4月から開店に向けて準備を進めてきました。

「選び抜いた和歌山の名品ミュージアム」と銘打つ同ショップには、「梅ボーイズ」が昔ながらの製法で手塩にかけて作る梅干しをはじめ、銘菓や地酒、海南市の家庭用品、高野口町のパイル織物など、和歌山県が誇る名産品や工芸品約400点がずらりと並びます。

品ぞろえだけでなく、陳列棚に梅を天日干しする木の台を使うなど、和歌山の魅力を全面でPR。ポップを読むと「へぇ~、なるほど」と思うことがたくさんあり、まさに“ミュージアム”

商品セレクトと空間デザインは、昨年12月にグルメガイドブック『おいしい和歌山』を出版した牧五百音(いをね)編集長が手掛けました。同書は飲食店情報だけでなく、「買う」「寄る」「聴く」といった項目で、特産品の紹介や、地元農家のインタビューも掲載しており、「梅ボーイズ」の山本将志郎代表が、牧編集長にプロデュースを依頼。「箱入りのご当地ラーメンだけでも30種類くらいは食べ比べました。空港を利用する人のお土産、手土産はもちろん、地元の人が来客のおもてなしの品を買いに来てくれるようなお店になればと、“ここで買えば間違いない”と思ってもらえる商品をそろえました」と、牧編集長は自信をのぞかせます。一品一品、丁寧に商品情報をポップに記しているのも牧編集長のこだわりで、作り手の思いや知られざる開発秘話なども書かれています。

営業時間は飛行機の発着に合わせて午前8時10分~午後6時20分、無休。一般利用できる第1駐車場は60分無料。

「梅ボーイズ」のメンバーで店舗マネジャーの山本実夢さん(右)と『おいしい和歌山』の牧五百音編集長(左)


コーナー

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年8月9日号「語り継ぐ体験、記録で伝える 戦後80年、未来へ残す記憶」
     1945(昭和20)年8月15日の終戦から、今年で80年を迎えます。戦争を直接体験した人々が少な…
  2. リビング和歌山2025年8月2日号「専門店が続々登場、美と健康をサポートするスーパーフード ブーム再燃!アサイーボウル」
      まだまだ暑さが続く今年の夏。涼しく冷んやりと、そして健康に乗り切るためにアサイーボウルはいかが…
  3. リビング和歌山2025年7月26日号「進化する「北ぶらくり丁」」
     レトロな雰囲気のなかに、遊び心と新しさが交錯する北ぶらくり丁が活気にあふれています。アーケードの…
  4. リビング和歌山2025年7月19日号「駅舎物語」
     和歌山県内にある約130の駅の中から、鉄道を利用して訪れてほしい駅をピックアップして紹介します。…
  5. リビング和歌山2025年7月12日号「参加者募集!リビング特別体験イベント夏休み! 親子で工場見学」
     もうすぐ夏休み。親子で工場見学に出かけませんか。地元和歌山にゆかりのある産業やものづくりを知り、…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/8/7

    2025年8月9日号
  2. 2025/7/31

    2025年8月2日号
  3. 2025/7/24

    2025年7月26日号
  4. 2025/7/17

    2025年7月19日号
  5. 2025/7/10

    2025年7月12日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る