高野山で窯を開いて57年 豊かな趣の作品を集めて個展を開く

フォルテワジマで10月11日(水)~15日(日)に開催

赤絵を施す新たな作風の花器も


世界遺産の地・高野山に登り窯「南山窯」を築いて57年―。和歌山県文化奨励賞の受賞や、文化庁による地域文化功労表彰を受けた実績をもつ陶芸家・目黒威徳(いとく)さんが、6年ぶりとなる「目黒威徳・陶芸展」を10月11日(水)~15日(日)、フォルテワジマの4階イベントホール(和歌山市本町)で開催します(午前10時~午後7時)。

目黒さんは1937年に高野山に生まれ、現在80歳。1960年に京都府立陶磁器研究所を卒業し、地元に「南山窯」を開きました。京都では染め付けや釉(ゆう)薬を研究していた目黒さんですが、自ら窯を開いてからは焼き締めや磁器などジャンルにとらわれない作陶活動を続けてきました。「京都では、芸術家や職人は専門的な道を究めることを目指します。しかし、こちらに戻ると、町には陶芸家なんていないんですよね。ジャンルにこだわることなく、焼き締めもやれば磁器も焼く、染め付けもすれば赤絵もできる…、自由な作陶活動ができたわけです」と話す目黒さん。そんな境遇に恵まれ、豊かな作風を育んできました。

目黒さんの生家は山内の寺院。「金剛経に“応無所住、而生其心(おうむしょじゅう、にしょうごしん)”という言葉があります。“応(まさ)に住(とど)まるところ無くして其(その)心を生ず”、何か一つのことに心を留めてしまわず、新しいことを知り、その中で自分を磨きなさいという教えですが、常に私も知らないことを知り、視野を広げて何事にも臨みたいと思っています」とも。

今の自分に飽きず、次の扉を開くように新しいことに挑戦し続ける目黒さん。今回の作陶展には、赤絵を施した新たな作風の花器(右上写真)を出品。「赤絵は磁器に施すことが多く、とても繊細で美しいイメージ。こうして陶器に施すと、非常に温かみがあって、やわらかさが感じられる作品に仕上がりました」。ほか、茶器や花器、皿、椀(わん)など、焼き締めや磁器など大小約60作品が展示されます。

陶芸展について問い合わせ 南山窯
電話 0736(56)2888

 

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