和歌山市北部の建造物を巡る 「わかやま・まち歩きMAP」を作成

和歌山市北部の建造物を巡る
「わかやま・まち歩きMAP」を作成
和歌山県建築士会が、地域の魅力を発信

テーマに合わせて7つのコースを紹介

「マップをつなぎ合わせると、和歌山市内の地図になるようデザインしています」と話す中西さんと野津さん㊧

「マップをつなぎ合わせると、和歌山市内の地図になるようデザインしています」と話す中西さんと野津さん㊧

健康ブームを追い風に、ウオーキング愛好家が増える中、地元の観光スポットなどを巡る「まち歩きマップ」が人気を集めています。そんな中、自分の住むまちの魅力を再発見してもらおうと、和歌山県建築士会が、和歌山市内の歴史・文化的建造物を見て回る「わかやま・まち歩きMAP(マップ)①」を作成しました。

わかやままち歩きMAP①

わかやままち歩きMAP①

マップは、和歌山城から北側半径約3キロのエリアで、JR和歌山駅、紀和駅、南海電鉄和歌山市駅を拠点に、「熊楠が歩いた道」「太田城水攻め遺溝を巡る」「大和街道の物語」など、テーマ別に7つのコースを紹介。各スポットの写真と説明文に加え、距離と所要時間が記されています。

この取り組みは、同会と県建築士事務所協会、日本建築家協会近畿支部和歌山地域会でつくる「建築三団体まちづくり協議会」が、和歌山市の「わかやまの底力・市民提案実施事業」の採択を受け実施。各団体がそれぞれテーマを設けて進めています。

同会副会長の中西重裕さんは「地域の特色が分かるようなスポットを選び、まとめています。歴史を振り返ったり、想像を膨らませたりして楽しんでもらえれば。この事業とは別に“マップ②”も作る予定です」と今後についても説明。制作に携わった建築士の野津佑紀さんは「マップは1センチを50メートルとして作っているので、定規を当てるだけで距離が分かり、とても便利です」とPRしています。サイズはA5判、発行は3000部。無料。同会で配布中。

また、同会は地域に眠る歴史的建造物の保存・活用に関わる専門家を養成する「第6回和歌山ヘリテージマネージャー・サポーター養成講座」を実施(下記参照)。講義や実技、まち歩きを通して知識を深めます。申し込み・問い合わせは同会へ。

和歌山ヘリテージマネージャー(HM)と ヘリテージサポーター(HS)養成講習会

期間2018年8月18日(土)~2019年2月23日(土)
※延べ10回
場所和歌山県建築士会館(和歌山市ト半町)
対象HMは1・2級建築士、木造建築士
HSは資格が無い人
定員30人
締め切り8月10日(金)
申し込み・問い合わせtel.073(423)2562 県建築士会内・育成事業実行委員会
※日程や内容、受講料などの詳細は問い合わせを

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