片付け上手な子どもにするために【前編】 “使う”“使わない”の仕分けから シールなどで工夫し、楽しみながら収納

褒め、認め、一緒に喜ぶことがやる気に

宮本美保さん

「子どもと会話しながら、一緒に行ってくださいね」と話す宮本さん

“子ども部屋がいつも散らかっているので、何とかしたい”と、頭を抱えている人も少なくないのでは。なかなか片付けずに、散らかっているのを見ると、親としては「片付けなさいっ」と言わずにはいられませんよね。春の就園・就学をきっかけに、もう一度、“子どもの片付け方”を見直してみませんか。
今回は2回連載で「片付け上手な子どもにするために」と題して、子ども部屋の片付け方のコツを、整理収納コンサルティングの宮本美保さんに教えてもらいます。
「まずは、“よく使う物”と“あまり使わない物”で分け、その後、それぞれの置き場所を決めましょう。どちらも子どもの意見を尊重しながら、一緒に行ってくださいね」と宮本さん。「なぜなら、大人は見た目のきれいさを重視しますが、子どもは自分にとっての使いやすさを優先。自分で考え、決めることで自主性も育ちます。“学ぶはまねる”。もちろん、親自身が家の中を片付け、見本を見せることも大切です」と説明します。
置き場所を決め、子どもが自分の物を管理できれば、親も楽になりますよね。ではどうすればよいのでしょう。
「お気に入りのキャラクターや動物の絵柄のシールを貼ったり、色分けをしたり、名前を書いたりして目印を付けるのも一つの方法。学校で使う道具やおもちゃなど、片付け場所がひと目で分かります。楽しんでできるように工夫し、継続させることがポイントです」とアドバイス。
何よりもやる気を高めることが重要。宮本さんは「例えば、小さい子どもの場合、洋服をたたむのは親、片付けるのは子ども、といったように成長に応じて役割分担しながら、できる部分を増やしていきましょう。子どもが行動を起こしたことを褒め、認め、できた時は一緒に喜ぶ。この繰り返しを習慣にすることで、片付けが身につきます」と話しています。
次回2月10日号は、部屋の環境づくりについて取り上げます。

ハウジング

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年12月13日号「進化した往年の玩具、コレクションの極み 大人が夢中!「キダルトトイ」の世界」
     ちまたのおもちゃ屋さんはクリスマス商戦でかき入れ時。しかし実は今、“玩具市場”をけん引しているの…
  2. リビング和歌山2025年12月6日号「和歌山市内の5つの社寺を参拝 御朱印にときめく小旅へ」
     和歌山市内の5社寺を訪れて御朱印を集める「紀州神仏霊場巡り」が来年4月末まで行われています。全て…
  3. リビング和歌山2025年11月29日号「新たな視点で魅力を発掘し、情報を発信 岩出市地域おこし協力隊着任」
     JR岩出駅前に観光案内所の整備を進めている岩出市。市が初めて募集した地域おこし協力隊も着任し、“…
  4. リビング和歌山2025年11月22日号「昨年よりさらに進化!冬の街を彩る130万の光 KEYAKI Light Parade」
     今年も、けやき大通りがキラキラとした光と笑顔に包まれる季節がやってきます。今年で3年目となる冬の…
  5. リビング和歌山2025年11月15日号「和歌山県の手仕事を訪ねて丈夫で温かみのある風合い手すき和紙の伝統をつなぐ」
     書や工芸、日用品など、暮らしの中で、広く親しまれてきた「和紙」。植物・コウゾと、その繊維を均一に…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/12/11

    2025年12月13日号
  2. 2025/12/4

    2025年12月6日号
  3. 2025/11/27

    2025年11月29日号
  4. 2025/11/20

    2025年11月22日号
  5. 2025/11/13

    2025年11月15日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る