紀州忍者が大活躍!

紀州忍者が大活躍!
「日本忍者協議会」が〝忍者元年〞を宣言した今年。2月22日の「忍者の日」にちなみ、和歌山城でイベントも開催されるなど、忍者ブームが到来する予感。あなたも和歌山の忍者に親しみませんか。

和歌山の忍者が
国内外へ地域の魅力を発信

2月22日は、ニンニンニンで「忍者の日」(日本記念日協会制定)。忍者といえば、三重県の伊賀や滋賀県の甲賀が有名どころですが、実は和歌山にもゆかりがあることを知っていましたか。

徳川御三家・紀州藩に伝えられていた、日本三大忍術伝書の一つ「正忍記(しょうにんき)」。この書物の著者・名取三十郎正澄(まさずみ)の墓が、恵運寺(えうんじ・和歌山市吹上)にあることが、平成24年に発見されました。現在、研究者たちが紀州忍者の存在を調査中です。

また、〝現代の忍者〞として、多彩に活躍しているのが和歌山城の「おもてなし忍者」。和歌山市の委託を受けた市民団体・城プロジェクトの事業で、情報収集や、観光客を楽しませるパフォーマンス、きめ細やかなサポートを行っています。

そんな和歌山と忍者の関わりを広く発信・活用するため、和歌山市は昨年発足された「日本忍者協議会」に加盟。世界的に人気がある忍者というモチーフを生かし、全国各地の団体と連携した観光振興や地域経済の活性化を目指します。今後、国内外に向けた観光情報のPR、オリンピックなどの式典をはじめとした催しで活躍が期待されています。

下記で、正忍記や名取三十郎正澄、2月21日(日)に開催されるイベントを紹介します。

和歌山と忍者のいまむかし

忍者のイメージを構築する忍術伝書
情報戦を生き抜く知恵が満載

「正忍記」藤一水子正武(名取三十郎正澄) 著、 中島 篤巳 解読・解説(新人物往来社)

「正忍記」藤一水子正武(名取三十郎正澄) 著、 中島 篤巳 解読・解説(新人物往来社)

忍者といえば、忍術を操り、手裏剣やまきびしを使って敵と戦う…、小説や映画、テレビなどで活躍する姿を思い描く人が多いのではないでしょうか。私たちがイメージする忍者の参考とされてきたのが、現代に伝わる日本三大忍術伝書です。

正忍記を読む会 会長 山本寿法さん

正忍記を読む会
会長 山本寿法さん

その中の一つ「正忍記」(全3巻)は、延宝9(1681)年に、紀州徳川家の軍学指南役である名取三十郎正澄が記しました。平成24年、名取三十郎の墓石と位牌(いはい)が和歌山市吹上にある恵運寺で発見され、著者の素性が明らかになったことから、日本三大忍術伝書の中でも重要な資料だと注目を集めています。

恵運寺内にある、名取三十郎正澄の墓

恵運寺内にある、名取三十郎正澄の墓

「正忍記」の内容は大きく分けて3つ。具体的忍術解説、忍術環境論(観察眼や洞察術など)、奥義書の心理忍術(コミュニケーション術など)。例えば、忍ぶときの変装技術や、夜道を進むときの注意点、人の秘密を聞き出す方法などが記されています。

「正忍記を読む会」の会長山本寿法さんは、「正忍記には、現実的な諜報(ちょうほう)活動の技術が記されており、江戸時代の情報戦を生き抜くための知恵が詰まっています」と話します。

戦国時代、忍者は戦(いくさ)で活躍し、江戸時代はスパイとして諜報活動に携わっていました。八代将軍・徳川吉宗が設けた御庭番(おにわばん)も、紀州忍者の末裔(まつえい)だったのではないかと考えられています。

名取三十郎正澄自身が忍者であったかは不明ですが、このような書物を記したということは、何かしらのつながりがあったのでは…。謎の多い紀州忍者ですが、「正忍記」を読み解くことで、存在を明らかにすることができるかもしれません。

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問い合わせ 正忍記を読む会(会員募集中)
電話 073(424)7633

2月限定「忍活」「妊活」御朱印

恵運寺では、忍者の日にちなみ、2月限定で名取三十郎正澄の墓石を参拝した人に「忍活」御朱印を押印してくれます。「妊活」御朱印もあり。御朱印代300円程度。

恵運寺では、忍者の日にちなみ、2月限定で名取三十郎正澄の墓石を参拝した人に「忍活」御朱印を押印してくれます。「妊活」御朱印もあり。御朱印代300円程度。

「正忍記」

延宝9(1681)年刊小説や映画、テレビなどで描かれる忍者の資料とされるほどの書物。情報戦を制する技術が書かれています


一、忍び六具
編笠、かぎ縄、石筆、薬、三尺手ぬぐい、打竹
一、七方出(しちほうで)
虚無僧、出家、山伏、商人、放下師、猿楽、常の形
忍術の極意とは…
観察眼を養い、臨機応変に対応する状況判断と、機を逃さない決断力で、戦わずして敵と共存しつつ情報戦を制するべし

2月22日「忍者の日」キャンペーンイベント

「和歌山城 忍(に)×忍(にん)が忍(しのび)大集合!“五十五万五千石を集めよう!”」

※写真はイメージ

※写真はイメージ

和歌山城を巨大すごろくに見立て、忍者に変身した参加者が挑戦します。クイズに正解して“石高”シールを集めましょう。行く手を阻む忍者に味方の忍者、侍や姫、今年将軍就任300年を迎える吉宗公まで現れて、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえます。

日時 2月21日(日)午後1時~4時
場所 和歌山城内
参加条件
  1. 当日は、忍者衣装を着て参加(手持ちの衣装でもOK、無料レンタルあり)
  2. 1チーム2人以上、5人以下
  3. 構成メンバーは、子ども1人(4歳以上小学6年生以下)、大人1人(18歳以上)を必ず含んでください

先着100人になり次第締め切り、雨天中止。歩きやすい靴で参加を

申し込み 080(1437)4171城プロジェクト、
073(435)1044和歌山城整備企画課
または、城プロジェクトのホームページ(http://shiro.ikora.tv/)から、申込用紙をダウンロードし、FAX073(435)1150へ

同日開催 雨天決行

バルーンアートの刀作り(無料)、折り紙手裏剣作り(無料)、吉宗君と忍者と一緒に記念缶バッチ作り(参加費300円)

城プロジェクトとは…

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和歌山城を訪れた人に“おもてなしの心”を持って対応する「和歌山城おもてなし充実事業」を担う市民グループ。“おもてなし忍者”に扮したメンバーたちが、車いすでの登城サポートや案内を行っています。和歌山城で行われるさまざまなイベントでのパフォーマンスや裏方で催しを支えたりと大活躍中です。

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