「もう1年生だから」は禁句
最強の入学準備は
実は“甘えさせること”

 春本番、入学準備に大忙しという家庭も多いでしょう。「もうすぐ1年生だね!」などの会話で、新生活が楽しくなるように心がけているかもしれません。この時期の親は、4月までにちゃんと〇〇できるようにならなければ、と普段より厳しくしてしまいがち。子どもが学校で困らないようにという親だからこその思いやりですね。

でも、少しだけ気を配ってほしいことがあります。小学校入学は、今までと全く違う環境に身を置くということ。勉強って何するんだろう、給食で嫌いなものが出てきたらどうしよう…など、本人は、期待の中にも不安が渦巻いています。不安が大きいと子どもは守ってほしくなり、時々赤ちゃんのように甘えることがあります。親としては「こんな調子で大丈夫?」と心配になるかもしれません。でもそれは、先のことを予想して、いろいろなシミュレーションができる聡明さがあるからこそ。入学前に急に甘えん坊になるのは、立派に成長している証しです。

そんなときは「もう1年生なんだから」と突き放さず、ぜひ、思う存分甘えさせてあげてください。何でも言いなりになる“甘やかし”はいけませんが、甘えさせると子どもの不安を取り除き、前向きに物事に取り組む意欲を与えます。甘えさせる最強の方法は抱っことハグ。ぜひ、お子さんを毎日7秒以上ハグしてください。愛情ホルモンが分泌され、安心感を与えることができます。赤ちゃん返りはがんばっているしるし。毎日7秒のハグで、応援の気持ちを伝えましょう。

著者むらたますみ
キッズコーチングマネジャー
監修竹内エリカ
幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長
HPhttps://momsknack.com/

子育て・教育

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