【地域CLレポート】目標叶わず 昇格は来季に持ち越し

『関西サッカーリーグDivision1』で優勝したアルテリーヴォ和歌山は、11月11日(金)~13日(日)の3日間に渡り、『全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2016(地域CL)』1次ラウンドに出場。JFL昇格を賭け、富士北麓公園陸上競技場(山梨県富士吉田市)で戦いました。

1日目は、『全国社会人サッカー選手権大会』で準優勝して出場権をつかんだ鈴鹿アンリミテッドFCと対戦。前半38分に失点し、そのまま追いつくことができず、0-1で惜敗しました。
地域CLへの出場が4度目だった角島康介選手が肩を落とすチームメイトに試合後、「明日がある。明日に向けてしっかり準備をしよう」と鼓舞していた通り、過去の大会では初戦を落として決勝ラウンドに進出したチームも昇格したチームもあります。他チームの戦績にもよりますが、1日目を終了した段階ではまだ勝ち上がる可能性が残されていました。

2日目、関東王者の東京23FCと対戦。前半に流れを作れたものの、得点を挙げるまでは及ばず。後半に入って気持ちを切り替えてきた相手に、後半16分に得点を奪われました。その後もチャンスをつかみ切ることができず、0-1のまま試合終了。この試合結果をもって、決勝ラウンドに進出できる可能性は0となりました。
また、地域CL前には『KSLカップ』を予選ラウンドで敗退していたため、3日目の試合がチームにとって今季最後の試合になってしまうことも、同時に決まりました。

「応援してくださった方たちに申し訳ないと感じています。最後ぐらいは、駆けつけてくれた皆さんにラインダンスをして帰ってもらわないといけない(林慧選手)」という思いで挑んだ3日目。同じく決勝ラウンド進出の道が絶たれた九州王者のJ.FC.MIYAZAKIと対戦しました。
前半16分に先制を許し、折り返します。後半から交代出場していた岩宗英志選手が後半6分、林選手から受けたボールをドリブルでゴール前まで運び、左足を振り切ってシュート。応援に駆けつけたファン・サポーターが3日間待ちわびていたゴールシーンをようやく見せてくれました。しかしその20分後、再び失点。勝利するところを見せたいと最後の最後まで走り続けたチームの思いも叶わず、地域CLの舞台を去ることになりました。

どの試合も勝利こそ挙げられていないものの、チームの実力が大きく劣っていたということはありません。攻撃に回る時間・ボールを保持する時間は短くありませんでした。
坂元要介監督は「やむを得ない結果だと受け止めています。自分たちにはまだ至らない部分が多くあったと感じています。これまでもこの3日間と同じように、ミスや失点を繰り返してきていたものの、そのミス1つが本当に深刻な問題だということに気づけていなかったのだろうと、今となっては思います。辛うじて試合に勝ったり負けても次があると思えるような状況であったりしたことで、強い痛みを伴っていなかったせいかもしれない」と振り返りました。

この強い痛みとこの1年を無駄にしないためにも、来年は必ず昇格をつかみたい。
チームはすでに来年に向けて動き始めています。

今季最後の試合だった地域CLでの円陣と下部組織・アルテリーヴォ湯浅の子どもたちが贈った折り鶴

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苦しい3日間の中で、待望のゴールを挙げた岩宗英志選手。遠く富士北麓まで駆けつけたスタンドのファン・サポーターを大いに喜ばせた瞬間でした

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Text&Photo by 前田カオリ
和歌山県出身、サッカー主体のフリーライター。関西を中心に、育成年代から地域リーグまで幅広く取材中

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