やる気のない子の意欲の引き出し方 「できたね」と認めればOK

 子育てをしていると「うちの子どうしてこんなにやる気がないのかしら」と思う場面に出くわすものです。宿題や決められた家の役割を「早くやりなさい!」と何度も言わなければならなかったりして、最終的には「するの? しないの? どっち!!」ということがあるお母さんは多いのでは。

 やる気は、自分の内側からしか生まれません。人に言われて伸びるものではないのです。やらないことを指摘して「やりなさい」と言い続けるのは逆効果。子どものやる気をどんどん削ぎ落としてしまいます。では、どうしたら子どものやる気が伸びるのでしょう? 答えは簡単。「できたね」と今できていることを認める言葉をかけるのです。

 「ここまでできたね」「工夫したんだね」など、できたことを見たまま、感じたままに伝えましょう。子どもは「ちゃんと見ててくれた」「自分がやっていることを認めてくれた」と感じます。すると安心していろいろなことに取り掛かり始めます。難しいことでも「お母さんが見ていてくれる」から諦めないでチャレンジする心が育つのです。

 やる気は本人の内側からしか生まれません。だからこそ、うちに秘めたやる気を上手に引き出してあげるのがポイント。子どもの今を認める言葉がけ「できたね」でグングンやる気を育てましょう。

キッズコーチング講演会
 2月9日(日)の「うんちフェス」で、むらたますみさんによる講演会「お母さん、ぼくと私はこんな子なんだよ」(生まれ持った気質の話)を実施。詳しくは、今週号と同時配布している「ちゃぁるず」4~5面に掲載しています。

著者

むらたますみ
キッズコーチングマネジャー

監修竹内エリカ
幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長

子育て・教育

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年12月13日号「進化した往年の玩具、コレクションの極み 大人が夢中!「キダルトトイ」の世界」
     ちまたのおもちゃ屋さんはクリスマス商戦でかき入れ時。しかし実は今、“玩具市場”をけん引しているの…
  2. リビング和歌山2025年12月6日号「和歌山市内の5つの社寺を参拝 御朱印にときめく小旅へ」
     和歌山市内の5社寺を訪れて御朱印を集める「紀州神仏霊場巡り」が来年4月末まで行われています。全て…
  3. リビング和歌山2025年11月29日号「新たな視点で魅力を発掘し、情報を発信 岩出市地域おこし協力隊着任」
     JR岩出駅前に観光案内所の整備を進めている岩出市。市が初めて募集した地域おこし協力隊も着任し、“…
  4. リビング和歌山2025年11月22日号「昨年よりさらに進化!冬の街を彩る130万の光 KEYAKI Light Parade」
     今年も、けやき大通りがキラキラとした光と笑顔に包まれる季節がやってきます。今年で3年目となる冬の…
  5. リビング和歌山2025年11月15日号「和歌山県の手仕事を訪ねて丈夫で温かみのある風合い手すき和紙の伝統をつなぐ」
     書や工芸、日用品など、暮らしの中で、広く親しまれてきた「和紙」。植物・コウゾと、その繊維を均一に…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/12/11

    2025年12月13日号
  2. 2025/12/4

    2025年12月6日号
  3. 2025/11/27

    2025年11月29日号
  4. 2025/11/20

    2025年11月22日号
  5. 2025/11/13

    2025年11月15日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る