“ガーデンセラピー”を普及へ 書籍を出版、協会発足

ガーデン文化を提唱するタカショー、高岡伸夫社長

“不自然”な生活が現代病の原因
自然で健康寿命を増進する予防療法

≪プロフィル≫高岡伸夫(たかおかのぶお)昭和28年和歌山県生まれ。昭和55年タカショー設立、平成元年から現職。アジア経営者連合会理事

≪プロフィル≫高岡伸夫(たかおかのぶお)昭和28年和歌山県生まれ。昭和55年タカショー設立、平成元年から現職。アジア経営者連合会理事


ガーデニング関連製品大手「タカショー」(海南市南赤坂)の高岡伸夫社長がこのほど、庭の有効性を伝え、健康で豊かな住まい方を提案する書籍「ガーデンセラピー心身を癒やす究極の自然療法」(幻冬舎、四六判、204ページ、1512円)を出版。また、「ガーデンセラピー」の考え方を広め、健康寿命を延ばすことを目的とした「日本ガーデンセラピー協会」(事務局=東京都大田区)を設立しました。

「かつて日本は“ガーデンアイランド”として世界中から注目されていました。しかし、今の日本のガーデニング事情は、世界に遅れをとっています」。高岡社長はこう指摘します。

戦争で焼け野原となり、戦後は人口が増え、住宅建設が急速に進められました。高度経済成長期を経て暮らしが豊かになり、科学技術も発達、より便利で快適な生活が送れるようになった一方、“ストレス社会”となり、そして今、日本は高齢化問題に直面しています。「うつ病、認知症などの現代病は“不自然”な生活が原因。欧米では病院にガーデンを設けて患者を滞在させたり、森林を歩くという治療プログラムでストレスを改善しようという取り組みがすでに行われています」

「ガーデンセラピー」とは、庭とのさまざまな関わりの中で心身を整え、自己治癒力を鍛えながら健康な暮らしと健康寿命の増進を目指す6つの療法(園芸、芸術、芳香、食事、森林、住まい方)の総称。「これは私の提言書。住宅、医療、エクステリアなど幅広い業界の人に“ガーデンセラピー”の考え方を知ってもらいたい」と高岡社長。

協会では今後、資格制度を導入したり、ガーデニングにまつわるセミナーや教室などを開催していく予定。会員募集中。

【取り扱い書店】ツタヤウェイガーデンパーク和歌山店(和歌山市松江字向鵜ノ島)、宮脇書店和歌山店(和歌山市広瀬中ノ丁)など県内主要書店で販売中

【取り扱い書店】ツタヤウェイガーデンパーク和歌山店(和歌山市松江字向鵜ノ島)、宮脇書店和歌山店(和歌山市広瀬中ノ丁)など県内主要書店で販売中

問い合わせ

幻冬舎メディアコンサルティング(書籍) 03(5411)6440
日本ガーデンセラピー協会 03(5767)4100

コーナー

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年8月9日号「語り継ぐ体験、記録で伝える 戦後80年、未来へ残す記憶」
     1945(昭和20)年8月15日の終戦から、今年で80年を迎えます。戦争を直接体験した人々が少な…
  2. リビング和歌山2025年8月2日号「専門店が続々登場、美と健康をサポートするスーパーフード ブーム再燃!アサイーボウル」
      まだまだ暑さが続く今年の夏。涼しく冷んやりと、そして健康に乗り切るためにアサイーボウルはいかが…
  3. リビング和歌山2025年7月26日号「進化する「北ぶらくり丁」」
     レトロな雰囲気のなかに、遊び心と新しさが交錯する北ぶらくり丁が活気にあふれています。アーケードの…
  4. リビング和歌山2025年7月19日号「駅舎物語」
     和歌山県内にある約130の駅の中から、鉄道を利用して訪れてほしい駅をピックアップして紹介します。…
  5. リビング和歌山2025年7月12日号「参加者募集!リビング特別体験イベント夏休み! 親子で工場見学」
     もうすぐ夏休み。親子で工場見学に出かけませんか。地元和歌山にゆかりのある産業やものづくりを知り、…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/8/7

    2025年8月9日号
  2. 2025/7/31

    2025年8月2日号
  3. 2025/7/24

    2025年7月26日号
  4. 2025/7/17

    2025年7月19日号
  5. 2025/7/10

    2025年7月12日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る