和歌山の新たな挑戦 “自転車で楽しく元気なまちに”

サイクルステーション開設、サイクルラック設置店舗募集中

市民サイクリストら自主活動
まずはまちなかを巡る環境整備から

ワークショップで制作した「サイクルラック」

ワークショップで制作した「サイクルラック」


健康志向や環境意識の高まりにより昨今、スポーツ自転車がブーム。サイクリングといえば愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」が有名ですが、和歌山県も「サイクリングロード(ブルーライン)」の整備を進めています。

そうした中、和歌山市でもサイクリングロードの可能性を探るため、昨年、自転車愛好家の市職員有志による「サイクリングロード魅力アップ政策研究グループ」が発足。市民と尾花正啓市長らと一緒に市内を自転車で走行する「海のまち和歌山を楽しむサイクリング」などを実施して、市に対し、事業提案を行いました。そして、参加者の一部のメンバーが独自で、“自転車で和歌山を楽しく元気なまちに”の実現に向けて、動き出しました。

その第1弾として、まずは自転車でまちなかを巡るための環境から整備しようと、サイクリストたちの休憩場所、情報交換の場となる「和歌山サイクルステーション」(和歌山市出島)を国道24号線沿いに開設。続いて、自転車好きが集まる「和歌山サイクルプロジェクト」を立ち上げました。さらには、「まちを巡るためには安心して自転車をとめられるところが必要」と自転車スタンドの普及活動に着手。6月に木製スタンドを手作りするワークショップを開き、現在、制作したサイクルラックの設置店舗を募っています(左記参照)。

サイクリストの拠点となっている「和歌山サイクルステーション」

サイクリストの拠点となっている「和歌山サイクルステーション」


「カフェやパン屋さん、雑貨店など自転車を受け入れてくれる店舗なら、何屋さんでもOK。ゆくゆくは和歌山市の自転車マップに」と話すのは、仕掛け人の西林孝紘さん。

その他、今年度中にさまざまな自転車イベントが企画されています。“自転車乗り”の皆さん、今後の展開に注目です!

サイクルラック設置店舗募集中

条件 ①和歌山市内の店舗
②店舗の敷地内で使用すること
(公道への設置はNG)
費用 半年間は無料で貸し出し。以降継続設置する場合は3500円で買い取り、継続しない場合はラックを返却
募集台数 14基(1基で自転車4台がとめられます)
募集締め切り 7月20日(水)まで※応募者多数の場合は審査あり
申し込み・問い合わせ 073(459)2456加太まちづくり

コーナー

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. プレミア和歌山認定品の毬玉アクセサリー、天然石や真鍮のアクセサリーやビーズ・スパンコール刺繍の作品…
  2. リビング和歌山4月27日号「 和歌山の平安時代を旅する 光る紀伊へ」
     平安時代ブーム。かつての皇族や貴族は、こぞって高野山や熊野三山を参詣し、聖地とその旅路にさまざま…
  3. リビング和歌山4月20日号「知ってた?有田市に国内最大級のチューブスライダー出現」
     3月23日、有田市初島町に誕生した健康スポーツ公園「BIG SMILE PARK(ビッグ・スマイ…
  4. おさかな、食べていますか? 海に囲まれたニッポンは、種類豊富な水産物に恵まれています。今年度、全国…
  5. リビング和歌山4月6日号「生地卸商から始まり 多角化戦略で進化する 老舗100年企業」
    地域経済をリードする地元企業の魅力に迫る「すごいぞ!和歌山の底力」シリーズ。今回は和歌山市に根付い…

電子新聞 最新号

  1. リビング和歌山4月27日号「 和歌山の平安時代を旅する 光る紀伊へ」

    2024/4/25

    リビング和歌山4月27日号

    リビング和歌山4月27日号  平安時代ブーム。かつての皇族や貴族は、こぞって高野山や熊野三山を参詣し…
バックナンバー
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2024/4/25

    2024年4月27日号
  2. 2024/4/18

    2024年4月20日号
  3. 2024/4/11

    2024年4月13日号
  4. 2024/4/4

    2024年4月6日号
  5. 2024/3/28

    2024年3月30日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る