私たちの視線・始点 拡大版!
身近な自然が世界を広げる!

 毎月第3週掲載「私たちの視線・始点」の拡大版。「女性狩猟会里山アップサイクル」のメンバーが、日頃の活動を紹介。他にも、「リビング和歌山」の特別企画「ナイトアドベンチャー」も実施します。一緒に夜の森の冒険に出掛けましょう!

里山の環境や命の循環を知る
日常のひとこまから学ぶ大切さ

 和歌山市を拠点に活動する里山アップサイクル代表・溝部名緒子さんが、身近な生き物の生態や魅力を、雑学を交えながら紹介している連載コラム「私たちの視線・始点」。何気ない日常のひとこまの中にも、里山の環境や命の循環、自然から学ぶことの大切さといった思いが込められています。

昨今、全国各地で野生動物による被害が深刻な課題に。その背景の一つが里山の荒廃です。里山は集落に隣接し、人の手が入ることで保たれてきた自然と人間との境界線。溝部さんは、「里山が手つかずになると、人と野生動物との適切な距離が保てなくなります」と伝えます。

里山の整備は、野生動物との共生を未来につなぐ大切な取り組み。その一歩は足元の自然に目を向けることから。溝部さんは「知ることが、考えるきっかけにつながれば」と話します。同会の活動を紹介します!

溝部 名緒子さん

溝部 名緒子さん
女性狩猟会里山アップサイクル代表。本紙で「私たちの視線・始点」を連載中。活動を通して里山の魅力を発信。自然と人、人と人とのつながりをも育んでいます

共生

 農作物や生活環境に被害を及ぼすアライグマやイノシシなどと適切に向き合い、必要に応じて捕獲します。最近はクマの見回り活動も実施。各地域を巡回する中で、その土地ならではの課題に目を向けながら、「どうすればより豊かな里山を未来に残せるのか」を、メンバーで話し合い、活動に生かしています。

狩猟解禁の時期には山へ入ることも

定期的にパトロール

伊藤 智子さん
獣害対策として捕獲した生き物の命に感謝し、余すことなく活用。管理栄養士の知識を生かし、さまざまな料理法を探っています

里山

 耕作放棄地の整備や、竹林に風を通す活動にも取り組んでいます。伐採した竹は無駄にせず、流しそうめんや竹飯ごうでの炊飯体験に活用。地元のレストランと連携した子ども向けの防災食づくりにも生かしています。里山にある資源を循環させながら、自然の恵みや暮らしの知恵を発信しています。

竹は皆のアイデアを生かして再利用されます

伐採は山林の風通しを良くし、環境保全にも

山本 公一さん

山本 公一さん
農・林業を営む兼業農家。「使うものは自分でつくる」がモットー。竹飯ごうなどを手づくりし、里山の資源を有効活用するアップサイクル活動を支えています

学習

 捕獲した野生動物はジビエ料理として食すだけでなく、イノシシは皮小物、アライグマは化粧筆、カワウは羽子板などに生まれ変わります。また、県内の小中学校で野生動物と自然・農業をテーマに出前授業を実施。身近な生き物を題材に自然環境や命のつながりについて伝えています。

和歌山市や海南市で行われている出前授業

イベントなどでワークショップを開催

イノシシの皮を使ったキーホルダー

小倉 充子さん
細かな作業が得意で、主にクラフトを担当。素材を生かす試作品作りや、学校訪問でのクラフト体験をサポートしています イベントなどでワークショップを開催

里山アップサイクルの他メンバーそれぞれの活動を紹介
和歌山市広がるメンバーの輪

ブラウン 恵津子さん

ブラウン 恵津子さん

 障害児のスポーツ療育支援に取り組む「Root’s(ルーツ)和歌山」の代表。子どもたちに多彩な体験を届けようと、自然観察やクラフト作りなどの活動に参加。そこで得た学びや経験を、自身の団体の活動に生かしています。

柴 友加里さん

柴 友加里さん

 害獣のパトロールなどをサポート。主宰する子ども料理教室「むすびきっちん」で、食を通じて命や自然の恵みの大切さを伝えています。9月には「防災クッキング」をテーマに、生き物の話やジビエ料理を取り入れた企画を予定しています。

出原 幸也さん、葵さん

出原 幸也さん、葵さん

 山間部の耕作放棄地をゼロから開拓し、里山再生に取り組む「里山果樹園エール」を営む夫妻。農薬を使わず、有機肥料で15品種のイチジクを栽培しています。害獣対策のアドバイスを受けながら、里山を守りたいという思いを共有する仲間として、見回りやイベントなどに参加しています。

リビング和歌山の特別企画イベント! 溝部さんと一緒に夜の森へ
ドキドキ・ワクワク!夏の生き物観察会

親子ナイトアドベンチャー

 夜の森に暮らす虫たちの姿を間近で楽しむ探検ツアー。樹液場で、クワガタやカブトムシなどに出合えるかどうかは当日のお楽しみ。森の歩き方や生き物に関するレクチャーを受けながら、夜の生き物観察を楽しみましょう!

開催日時 7月18日(土)午後7時〜8時半
加太遊歩道(和歌山市深山)
集合場所・受け付け時間 休暇村紀州加太園地駐車場(オートキャンプ場近く)、午後6時半から受け付け
服装・持ち物 長そで・長ずぼん、帽子、懐中電灯、飲み物、虫よけスプレー
※歩きやすい靴で参加
参加費 1人3000円(子どもは小学1年生以上)
参加人数 大人・子ども合わせて約20人
注意事項 ①小雨決行、荒天中止 ②当日は虫の採集は行わず、観察だけとなります。虫取り網は不要です

大人のナイトサバイバル

 夜の森を探検する大人版のナイトツアー。森の歩き方や生き物に関する話の他、樹液場で、昆虫などを観察します。その後、場所を移してキャンプファイヤーでの交流会。ジビエと飲み物の軽食あり。

開催日時 8月21日(金)午後7時〜8時半
加太遊歩道とハンターズイン(和歌山市深山)
集合場所・受け付け時間 休暇村紀州加太園地駐車場(オートキャンプ場近く)、午後6時半から受け付け
服装・持ち物 長そで・長ずぼん、帽子、懐中電灯、飲み物、虫よけスプレー、携帯用の蚊取り線香
※歩きやすい靴で参加
参加費 1人5000円(軽食代など含む)
参加人数 大人・子ども合わせて約20人
注意事項 ①小雨決行、荒天中止
②当日は虫の採集は行わず、観察だけとなります
③キャンプグッズを持参する場合は、事前に相談を。安全管理上や会場の広さなどにより、持ち込みを遠慮いただく場合もあります
④キャンプファイヤーの会場はサバイバル冒険体験施設ハンターズイン

協力=休暇村紀州加太

イベントの参加申し込み方法はこちら

メールで申し込み 件名に参加を希望するイベント名、「親子ナイトアドベンチャー」、または「大人のサバイバル体験」と入力

本文には
①参加したいイベント名
②参加者全員の氏名(ふりがな)
③年齢(子どもは学年、大人は30代や40代などでOK)⑤代表者の住所
④代表者の連絡先電話番号を明記し、メール(下記アドレス)で応募ください

締め切り

親子ナイトアドベンチャー
→ 7月12日(日)必着 → 14日(火)結果連絡

大人のナイトサバイバル
→ 8月5日(水)必着 → 7日(金)結果連絡

それぞれ応募者多数の場合は抽選。当選・落選ともにメール連絡をします。
当選メールが届いた人は、必ず「届いた」という返信メールをお願いします。
連絡が着かない人は当選していても不参加として他の方にご案内します。下記電話番号から電話連絡をする場合もあります

宛 先 【メールアドレス】
mou@living-web.net
※メールで申し込むのが難しい場合は、和歌山リビング新聞社に電話してください
問い合わせ 073(428)0281
和歌山リビング新聞社
(祝日除く月~金曜午前9時半~12時、午後1時~6時半)

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