上手な医療のかかり方を知っておくと、「金銭や体」への負担が軽減されます。今回は3つのポイントを紹介します。
1つめは、「まずは身近な“かかりつけ医”を受診する」です。“かかりつけ医”は、専門的な医療が必要な場合に、適切な医療機関を紹介してくれます。紹介状がない状態で、いきなり大病院を受診すると特別料金(7000円以上)がかかります。
また、大病院に患者が集中することで、医療スタッフの負担が過重になり、本来担うべき専門的な医療などを十分に発揮できなくなります。“かかりつけ医”を受診することは、医療費の節約だけでなく、地域医療を守ることにもつながります。
2つめは、「緊急時以外は“平日の診療時間内に受診”する」です。夜間や休日の受診は割増料金がかかります。急病での受診に迷ったときは、電話相談窓口(以下参照)に相談しましょう。
3つめは、「はしご受診(重複受診)をしない」です。“はしご受診”とは、同じ症状で複数の医療機関を受診することをいいます。自身の判断で医療機関を変えると、医療費がかさむだけでなく、同じような検査や投薬が繰り返されることで体にも大きな負担がかかります。治療に不安がある場合は、医療機関を変える前にまず医師と話し合ってみましょう。
医療機関を受診するときには、この3つを意識してみてください。(全国健康保険協会和歌山支部企画総務グループ)
電話相談窓口
和歌山県救急医療情報センター(24時間対応) | 073(426)1199 |
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子ども救急相談ダイヤル | 073(431)8000、または ♯8000(ブッシュ回線・携帯電話) (平日午後7時~翌午前9時、土・日曜と祝日午前9時~翌午前9時) |
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