生活の転機に読んでみたい オトナ女子に効く本

大人女子

 子育てが終わり、さあ自分の時間を楽しもう! と思っていても、なんだか心の中に穴が空いてしまったようで…。ひとりの大人の女性として今後、何を考え、どう生きがいを見つけていくのか。その答えを導き出してくれそうな本を、書店の現場から推奨します。

自分を変えたい!
内面からも外見も

 「テーマにピッタリなタイトルの本があります」と、宮脇書店和歌山店の星田淳店長は『あたらしい自分になる』を見せてくれました。文筆家である服部みれいが、絶不調だったときに試した体験談を披露しています。

 たとえば「部屋の大浄化作戦」。人は環境の影響を受けやすいとの話を聞いた著者は、自分の部屋から不要なものを処分します。その数、約20のゴミ袋。そうしたらなんと、著者は翌朝、便秘が解消されたとか…。

 片付けと便秘解消が連動しているかは別にして、「部屋も体内もガラクタだらけの中で暮らしていたんだ」と思ったそうです。無駄がなくなって気持ちがいいことに加え、頭の中まで整理された感じに。「自分は何が好きで、何が必要で、何がしたいのか」がハッキリしたそうです。

 星田さんは「具体例がおもしろく、ひきこまれます。自分自身の何かを変えたいと思っている方はぜひ」と話します。

 もう1冊、星田さんからは『道をひらく』。題名と、著者が松下幸之助と聞いて「難しい」と思ってしまいがちですが、1つの話題が見開き2ページにまとめられているので、簡単に読破。

 「目次を見て、興味を持った言葉のところだけを読んでもOKです」と星田さん。初版は46年前ですが、決して色あせない幸之助さんの語録が心に響きます。

アナログ的な写真で
新たな世界を

 ツタヤウエイガーデンパーク和歌山店の岩瀬竜太次長から出された1冊目は『名人』。写真と文章は、全国の街や田舎など至るところでシャッターを切るスナップ写真家の梅佳代です。

 見た者を笑いと癒やしの世界に引きこむ独特な写真を撮り続け、歯に衣着せぬ言動が話題になる彼女が、全国の名人に会いに行きました。湯もみ名人、コウノトリ飼育の名人、海女漁の名人、男子新体操の名人など。

 日付入りのアナログチックな写真に写る名人は、普段の表情のまま。小学生の日記のような親しみやすい文章で、読む人をほのぼのさせます。

 「全国にはいろんな名人がいるんだと興味が沸くし、思わず自分も写真を撮りたくなるのが不思議。これを読むと写真が趣味になるかも」(岩瀬さん)

 次の推奨本は、タイトルからしてステキな『恋する日本語』。日本語は恋をするために生まれてきた言語なのだ、と著者の小山薫堂は言い切ります。

 「玉響」「赤心」「心掟」「時雨心地」「夕轟」…これらの読みと意味、分かりますか? たまゆら、せきしん、こころおきて、しぐれごごち、ゆうとどろき。意味は、同書で調べてくださいね。

 これら美しい日本語と、それにまつわる恋の物語、言葉の意味の説明で構成しています。

 岩瀬さんは「美しい日本語を使った甘く切ない恋心がつづられています。これを読めば、もう一度恋をしたくなるかもしれませんね」と話します。

 見かけ倒しの無粋な横文字は封印して、日本語の美しさを知り、使ってみましょう。大人の女性らしく…。

book01

あたらしい自分になる

服部みれい/1404円(アスペクト)

ここがポイント!

  • 最近不調やね…というときに
  • 体験談を読むと自分もやろうという気に
  • 横書きスタイル、ゆるいイラストに“まったり”
book02

道をひらく

松下幸之助/940円(PHP)

ここがポイント!

  • 46年間も売れ続ける松下幸之助の言葉
  • 決してビジネス書ではない読みやすさ
  • リバーシブルカバーの裏は女性らしい花柄
book03

名人

梅 佳代/2916円(静山社)

ここがポイント!

  • 全国の名人さんから元気をもらおう
  • 小学生の日記のような文章が読みやすい
  • 味のあるスナップ写真に“ほっこり”
book04

恋する日本語

小山薫堂/535円(幻冬舎文庫)

ここがポイント!

  • きれいな日本語を知るのが大人のたしなみ
  • 言葉の意味あいと挿絵に癒やされる
  • 日本語にちなんだラブストーリーにキュン

【取材協力】

●宮脇書店和歌山店

住所 和歌山市広瀬中ノ丁2ノ97
電話 073(422)2151

●ツタヤウエイ ガーデンパーク和歌山店

住所 和歌山市松江向鵜ノ島1469ノ1
電話 073(480)5900

大人リビング

 

交通安全キャンペーン2026 応募はこちら

交通安全キャンペーン2026 応募はこちら

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2026年3月14日号「和歌の浦の魅力を深める体験 和歌に親しむ「言の葉ふだ」」
     風光明媚(めいび)な和歌山市和歌の浦は、いにしえの歌人から“和歌の聖地”として愛されてきた場所で…
  2. リビング和歌山2026年3月7日号「和歌山県の手仕事を訪ねて 竹と土、受け継がれる技 国内唯一、黒竹の産業を守る」
    古くから暮らしの道具や建築の材料として生かされてきた黒竹と、土の壁を仕上げる左官の技。自然素材と向…
  3. リビング和歌山2026年2月28日号「和歌山一番星AWARD 認定商品決定!」
     県内で製造される優れた商品を厳選し、認定・推奨する制度「和歌山一番星アワード」が実施され、グラン…
  4. リビング和歌山2026年2月21日号「餅をまけば福も人も呼び込む! 和歌山は餅まきの聖地」
    厄よけ神事、地域のお祭り、開店祝い、周年イベントなど、さまざまな場面で縁起を担いで行われる「餅まき…
  5. ホットに!“和歌山サ活”スポット
     根強く続くサウナブーム、和歌山市内には個性豊かな新施設が増えています。自然豊かな立地を生かしたサ…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2026/3/12

    2026年3月14日号
  2. 2026/3/5

    2026年3月7日号
  3. 2026/2/26

    2026年2月28日号
  4. 2026/2/19

    2026年2月21日号
  5. 2026/2/12

    2026年2月14日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る