親子で歩こう!「森のおさんぽ会」

20150711kids01

「ダメ」「危ない」「汚れる」で子どもを縛らない

親子で歩こう!「森のおさんぽ会」

自然の中で子どもの成長を見守り
主体性を育む「森のようちえん」

「森のようちえん」を知っていますか。デンマークで生まれた野外保育で、季節の豊かな変化を体感できる自然環境の下で、子どもたちが自主的に遊ぶことを、保護者は極力介入せず見守るスタイルを取っています。

そのため、「ダメ」「危ない」「汚れる」はNGワード。本当に危険が迫っているとき以外は、保護者は見守りに徹することが求められます。

自然そのものが遊び道具
ため池で水遊びも体験

現場リーダーの篠原登子さん。「自然の中で子育てがしたくて、かつらぎ町天野に移住しました」

現場リーダーの篠原登子さん。「自然の中で子育てがしたくて、かつらぎ町天野に移住しました」


「森のようちえん」は日本でも各地の自治体や団体により行われており、今年5月、市民団体「いなか伝承社」が、紀北エリアで「森のおさんぽ会」として活動をスタート。月に1回の開催を予定しており、前回は6月28日に根来山げんきの森(岩出市根来)で実施。0歳から10歳までの子どもと保護者が参加しました。

最初に参加家族の自己紹介やおさんぽのルール説明が行われ、元気な掛け声を合図に出発。子どもたちは、でこぼこした山道の感触を足の裏で感じ、生い茂る草や木に手で触れるなど自由に動き回ります。今回はため池での水遊びもあり、子どもたちの明るい歓声が森の中に響き渡りました。

岩出市から参加した福山香織さんは、「思ったよりも子どもたちが森の中でよく動くことに驚きました。NGワードを出さないようにがんばっています」と話します。

「決められたカリキュラムをこなすのではなく、自然そのものが子どもたちの遊び道具であることが、『森のようちえん』の良さ。今後は紀北ならではの体験も加えていければと考えています」、と「森のおさんぽ会」の企画者の一人であり、現場リーダーの篠原登子(とうこ)さん。

次回の開催は7月26日(日)午前10時から正午ごろまで、根来山げんきの森で。参加費1人300円(保険料込み)。定員10家族を予定。その他、詳細は「いなか伝承社」のホームページ(http://www.inakadss.org/) または、フェースブックを参照。申し込みはメールで「いなか伝承社」まで(inakadss@gmail.com)。

子育て・教育

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年8月9日号「語り継ぐ体験、記録で伝える 戦後80年、未来へ残す記憶」
     1945(昭和20)年8月15日の終戦から、今年で80年を迎えます。戦争を直接体験した人々が少な…
  2. リビング和歌山2025年8月2日号「専門店が続々登場、美と健康をサポートするスーパーフード ブーム再燃!アサイーボウル」
      まだまだ暑さが続く今年の夏。涼しく冷んやりと、そして健康に乗り切るためにアサイーボウルはいかが…
  3. リビング和歌山2025年7月26日号「進化する「北ぶらくり丁」」
     レトロな雰囲気のなかに、遊び心と新しさが交錯する北ぶらくり丁が活気にあふれています。アーケードの…
  4. リビング和歌山2025年7月19日号「駅舎物語」
     和歌山県内にある約130の駅の中から、鉄道を利用して訪れてほしい駅をピックアップして紹介します。…
  5. リビング和歌山2025年7月12日号「参加者募集!リビング特別体験イベント夏休み! 親子で工場見学」
     もうすぐ夏休み。親子で工場見学に出かけませんか。地元和歌山にゆかりのある産業やものづくりを知り、…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/8/7

    2025年8月9日号
  2. 2025/7/31

    2025年8月2日号
  3. 2025/7/24

    2025年7月26日号
  4. 2025/7/17

    2025年7月19日号
  5. 2025/7/10

    2025年7月12日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る