人と比べる必要なし!
子どものやる気を引き出す
成長を実感できる言葉

突然ですが質問です。もし、あなたのパートナーが、「隣の美人な奥さんは毎朝5時に起きて家事をして、きれいにお化粧をして、しかも正社員で働いてるんだって。晩ご飯は絶対6品以上作るらしいよ」と言ったら、どう思いますか?「そうなんだ、私もがんばるね!」と、やる気が湧いてくる人はかなりの少数派です。でも、私たち親は、うっかり同じことを子どもにしてしまうことがあるのです。

ピアノが上手なお友達の話を聞いたら、わが子にもがんばってほしくて、「〇〇ちゃんは毎日30分練習してるんだって。だからあんなに上手なのね」と伝えてしまうかもしれません。残念ながら、子どももほとんどが、この言い方ではやる気は湧いてきません。それどころか、「お母さんは、私ががんばってないと思ってる」と悲しんだりするでしょう。よその子を引き合いに出すのは、“百害あって一利なし”です。

子どもにやる気を出してほしいのなら、よその子ではなく、過去のその子自身を引き合いに出しましょう。できるようになったことを言ってあげるのです。「この部分が前より弾けるようになったね」「楽譜読めるようになったね」などです。

子どもは自分が成長していると自覚すると、やる気が湧いてきます。うっかりよその子と比べそうになったら、わが子のできるようになった部分を探しましょう。お母さんがしっかりと見てくれていると実感すると、きっと子どもは、心にさらなるやる気の火を燃やし、がんばる心が育つでしょう。

著者むらたますみ
キッズコーチングマネジャー
監修竹内エリカ
幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長
HPhttps://momsknack.com/

子育て・教育

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